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僕はスマホゲームを辞めた。

同じような内容のnoteは腐るほどあるとは思うものの、個人的な日記として残しておこうかと思ったので書いていく。特にオチも用意していなければ、構成も考えていないのでヤマも無いに違いない。

一時期は3,4タイトル並行して遊んでいたスマホゲーム。毎日ログインして、デイリーボーナスをこなし、イベントミッションをクリアして育成素材やガチャを引くためのゲーム内通貨をコツコツ貯める。

どのタイトルも遊び始めた当初は同じようなゲームの中でもストーリーが面白かったり、ゲーム性が少し他のものとは違ったりで、それなりに楽しめていたようにも感じるが、いつしかそういった楽しみは薄れ、継続率を上げるための施策に生活を支配され、毎日義務的な感覚でスマホゲームを遊ばされている状態になっていた。

辞めた今振り返ってみると、コロナ禍で在宅勤務になって電車に乗ることがほとんどなくなり、電車内で過ごす「何もない手持無沙汰な時間」というものが無くなったことで、義務的にアプリをやらされている感覚を強く覚えたのだろう。

趣味で楽しくないことをやらされていることに強く抵抗を覚えたので、試しに数日ログインするのを辞めてみたら驚く程になんて事は無かった。サービス当初から初めてイベント報酬を全て手に入れていたり、多少課金しているゲームを辞めることは正直かなり抵抗があったのだが、無駄な心配だったようで安心した。

別にイベント限定キャラクターが手に入らなかろうが、デイリーボーナスがもらえなかろうが、結局のところ「面白くないことに時間を奪われている徒労感」に比べたら些細なことなのである。辞めた事での解放感と空いた時間で別の事が出来るお得感の方が圧倒的に有意義に感じられた。

スマホゲームを辞めて空いている時間に何をしているかといえば、漫画を読んだり映画を観たり、買い切りのコンシューマゲームを遊んでいるので、結局のところインドア派としてやっていることは大きく変わらないのだが、エンタメに縛られるのではなく、コンテンツを自分から前向きに摂取出来るようになったことは、個人的には非常に良かったと思う。
結局、自分にとってのスマホゲームは「何もない移動時間をなるべく考えずに埋めるためだけの手段」でしかなかったのだ。

スマホゲームは顕著だが、私のように趣味がどこかのタイミングで義務に感じてしまっている人もいると思う。そんな人はまず一度、その趣味と距離を置いてみてほしい。いざ勝手に感じているだけの義務を放棄してみると案外大したことではないはずだ。

別に一度辞めたからと言って二度と遊んではいけないわけではないので、やりたくなったらやればいいし、週に1回遊んで満足くらいのちょうどいい付き合いになればそれでいいのだ。


おわり。

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