サブスクで音楽を聴くようになって

少ないお小遣いから悩みに悩んで買ったり、レンタルするものを選んでいたころは同じ曲を何度も聴いていたこともあってか、空で歌えるくらい歌詞だったりメロディーラインを覚えていたものだけれど、サブスクや動画サイトでいつでも音楽を安く楽に聴けるようになってからは、そういう曲が極端に減ってきた気がする。

たまにカラオケに行っても昔たくさん聴いていた曲ばかり歌うようになっているのは、歳を取ったからというわけではなくて、1曲に対しての思い入れが薄くなっているからなのかもしれない。

とは言いつつ、普通にしていたら出会うことが出来ない才能の塊を偶然見つけたり、昔たくさん聴いていたアーティストの現在のアルバムを見つけて聴いてみたら音楽性が変わっていて面白かった。みたいな体験が気軽にできるのは、安く楽に聴いてみることが出来るサブスクの利点ではあるので、結局のところ、この便利なシステムから抜け出すことが出来ないのだ。