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不完全を楽しむ②

普段、伸縮型の脚立を使わない人が伸縮型の脚立を使うと、一歩目踏み外しがちだな~と改めて思った今日は。
前回の続きです。

前回、解体される予定の家の木材で家具を作成させて頂いた過去の仕事をご紹介させて頂きました。



【この仕事を通してで感じたこと】

自分の仕事を通して、人がこんなにも喜んでくれるというとても貴重な体験をさせて頂いたなと思ったのが一番ですが、他にも感じたのは、家の傷や汚れその一つ一つに家族の思い出や、ストーリーがあるんだなということです。



【不完全を楽しむ】

新築やリフォームしたばかりは、お家の中がピカピカなので、それをいつまでも保ちたいというお気持ちはとても理解できます。
ただ、生活をしていると傷が入ったり、汚れてその度に掃除したり、無垢の床であれば、色や質感も変化しますし、塗壁や土間などはヒビが必ず入ってきます。

そういった変化をネガティブにとらえるのではなく、その家族のストーリや歴史だと思ってみると、愛着が沸くものです。

身長を刻んだ柱
子供がつけてしまた傷や、落書きをした跡
家族で選んだ無垢の床や塗り壁
その一つ一つにストーリーがあり
家族だけの共通言語だったりします。

もちろん、家は住みながら維持管理していかないといけませんし
壊れてたり、危なかったりすることは補修が必要です。

ただ、家をいつまでも新築のままのようにキレイに保つことだけに囚われず、そういった不完全な部分も含めて大切にしてあげることで、住まいや家に一層愛着が沸くものだと思っています。

今の住まいや環境を改めて見返して、大切に。

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