見出し画像

コロナ終息に向け、これからのイベントのあり方をコンサルタント視点で予測

緊急事態宣言が解除されます。本格的に経済活動が行えるようになり、企業にとっては待ち望んだ時です。飲食店や宿泊施設とともに、もっとも大きなダメージを負ったのがプロモーション業界、とりわけイベントやエンタテインメントです。緊急事態宣言が解除された後、イベントやエンタテインメントはどのような形で復活していくのでしょうか。マーケティング視点で解説したいと思います。

空間の共有は特別なものになる

これまでイベントやエンタテインメントといえば、ある一箇所に行き、そこで多くの人と空間をともにし、体験するものでした。展示会、ライブ、演劇などさまざまなものがそうです。

緊急事態宣言が解除されても、コロナが完全消滅したわけではありません。これからは密に気をつけつつ、イベントやエンタテインメントを楽しむことが主催者に求められますし、そうしたものでなければ、人は参加しにくくなるでしょう。必然的に、人と人との間をあけるなど、密にならないような方法で行うことになれば、参加できる人数は少なくなります。特にエンタテインメントにおいて、実際に空間にいることで得られる臨場感は高い価値があります。これからは、参加できる人数が少なくなることで、リアルな空間を共有するものは特別な価値を帯びてくるでしょう。なかなか参加できないプレミアムチケット的な扱いになる可能性もあります。

時間の共有が基本的な考え方になる

これからは、空間の共有ではなく、時間の共有が基本的な考え方になります。リアルな場に行けない人も、オンラインで楽しめるようになるというパターンです。展示会などのイベント、ライブや演劇などのエンタテインメントも、リアルな場と同時にオンラインで行われることも増えるでしょう。場所にリアルには行けなくても、同じ時間に同じものをオンラインで楽しむことがスタンダードになります。5Gというテクノロジーの後押しもあり、これまで以上に高画質・高音質の映像が届けられますし、さまざまなバリエーションの映像も届けることが出来ます。ライブであれば、ライブ会場全体を感じる映像、バンドに寄った映像、演者一人一人にフォーカスし、多方面から撮影された映像など、オンラインでしか感じることの出来ない体験もできるようになります。

あえて現場に行かない人も増える

さらに、5Gに加え、VRというテクノロジーも本格的に浸透していくので、自分がライブ会場の席にいるような感覚も作れますし、ステージの上に立って演者の視点で会場を見ることも可能です。あえて現場に行かず、オンラインでしか楽しめない価値を選択する人も増えるはずです。

イベントやエンタテインメント業界は、まったく悲観することはありません。戦略作りから具体的にどうすれば良いか、かなり細かな部分までお話しできますので、業界の方で何かやってみたいという方は、お気軽にご連絡ください。

最後に宣伝:YouTubeチャンネル立ち上げました

先週、YouTubeチャンネルを立ち上げました。「時代を切り拓く企業.TV」です。著名な経営者や業界のキーパーソンをお呼びして、杓子定規ではなく、生々しい人生のお話なども聞いていきます。

第一回は、株式会社Jスタイルズの平渡淳一社長です。起業し、上場目前まで会社を成長させましたが、その後倒産。現在は再起業し、復活の道を辿っています。なかなか聞けないネガティブな時の話などもありますので、ぜひご覧ください。また、第二回はベストセラービジネス本を複数出版している某有名社長を予定しています。6月下旬あたりに公開予定です。ぜひ、チャンネル登録をよろしくお願いします。


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?