プロが介在した価値を「見える形にする」努力

先日、とあるプランナーさんがとても悩んでいた。フローリストの方とお客様の打ち合わせがあまりうまくいかず、新婦さんが最終的に、泣いてしまったのだと。

その新婦さんは、もともとお花を習うぐらい、お花が大好きな方だったそうだ。ハレの日に飾るお花だからこそ、こだわりたかったという思いもあったと思う。「こんなお花はどうですか」という提案がフローリストから少なかったこと、新郎新婦がやりたいものが具体的にはない状態で打ち合わせに来たことをフローリストさんから間接的に責められたような気がして悲しかった。そんな声があったそうだ。

そもそもプロが打ち合わせをする価値って何なのか、改めて見つめ直してみたいと思う。

結婚式ほど、プロが介在した価値を「見える形にする」努力 が必要な商品ってあるだろうかと思ったりもする。なぜならば、モノがあふれ、それなりにぴったりのモノは簡単に見つかるような世の中で、それなりに新郎新婦さんもその環境を楽しんでいるからだ。インターネット上で予算とイメージにあった「いいとこどり」が簡単にできる環境下で、新郎新婦の検索能力とインターネットの力があればそれなりに満足のいく選択ができるようになった。また、キュレーターサイトが増え、より体験しなくてもリアルにイメージできるようにもなった。これが数年前にはなかった状態であることは、深く頭に刻んでおかなければならない。

今のところ、ウエディングの打ち合わせはオンラインで機械が行うようにはなっていない。人と人が言葉を交わして打ち合わせをしている。
ここに大きなヒントがあるのではないかと思う。

これだけオンラインであらゆる商品が簡単に手に入る時代になったのに、人の手を介して生み出される結婚式。「ひとてま」だったり「まごころ」だったり「おもいやり」だったりが見えるような提案を心がけたいなと個人的には思う。

たとえばお花を題材に私だったらこうしたいな、と思うことをツイッターにつぶやいていたので紹介させてもらえたらと思う。


以前別なブログに、「もっとライフスタイル的なウエディングが存在してもいいのかも。」という記事もかいていたのだが、これもプロが介在した価値を「見える形にする」努力の1つだと思う。

10年後のウエディングはいったいどうなっているのだろう。
これからも、毎日少しずつ、研究を重ねていきたいと思います。

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