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野良猫と仲良くなる方法

捕獲しても野良猫の心を開かせるのは難しいです。百合という野良猫3ヶ月と仲良くなった時の経験を話してみたいと思います。

1. 捕獲

当時私はご近所の猫全てをTNRするために餌を庭で与え、捕獲器を使ってがんがん手術に繋げていました。大した数ではありませんが、子猫のシーズンに何度か慌てて子猫を捕まえたことがありました。その中で、百合という3ヶ月の子猫はチャキチャキ野良猫でした。

2.  寝たフリ作戦

数日ピアノ部屋で隔離しました。お腹がすいてるだろうに、人前でご飯を食べるようになるのに数日かかりました。警戒心が半端ない子でした。

私はちょっとしんどくなって、ピアノ部屋に布団をひき、寝たフリをすることにしました。出来るだけゆったりとした気持ちで寝転ぶと、子猫のケージの真横に顔を近づけて目を瞑る。好きなだけ、私に触っていいよ。あなたには何もしません、と。 最初はひたすら本当に寝ようとしました。

3. ポイントは"触れる"

こちらからは覗かない。詮索しない。
そして焦らない。

少しずつ子猫が近づいてくるようになりました。そして、数日で安心して私が寝てる時だけ、そばでご飯を食べてゆっくり落ち着き、触れる事が出来るようになりました。

この触れる時はあくまで軽く。
本当にどこか接するだけ、お腹でも背中でもいい、掌でも足でもどこでもいい。意識せずに温度を感じる程度が野良猫には丁度いいと思います。

4. 百合の態度は軟化した

触れるうちに、触れる面積が増えてきました。百合のお尻をタッチしながら、お互い寝たフリを少しずつ解いていきました。

嫌がられずに触れるようになったのは、寝たフリ作戦開始から1ヶ月がたっており、手強い子猫の里親募集は止めて、主人を説得して我が子にするこ斗に決めました。

ただし、主人が引っかかれずに撫でられるまで優に3年かかったのだが……

5. 手段として確立した寝たフリ

以降、TNRを続ける中で、大人の野良猫を捕まえた時もケージの横で寝たフリ作戦を繰り返すようになりました。慣れてくると、打ち解けるまで時間はどんどん短縮出来るようになっていきました。。

こうして、寝たフリ作戦は猫ボラの仲良し手段として私の中で確立したのです。

6.  大人猫を里親募集へ

百合の保護以降、自信を持って野良猫と仲良くなれると思えるようになりました。TNRのリターンはいつも悩むことでお外の猫は寿命が短いです。
大人の野良猫でも近くでご飯を食べる子は、保護して寝たフリ作戦、里親募集をすることに勇気を貰って振り切りました。

里親が見つかった時に、里親希望の理由に「仲良さそうな写真があったので」と言われたのはすごく嬉しかったです


野良猫を見かける方は是非一つの参考になさってください。コメントを頂ければいつでも相談にのります。


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