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猫を助ける仕事

NPO法人東京キャットガーディアン代表 山本葉子さん、松村徹さんが書かれた本を読みました。こちらのNPOは今、ちょっと炎上中のDAIGOさんが保護猫を譲り受けたことで名前は知っていました。ずっと積読だった本です。

保護猫カフェ

保護猫カフェというと、猫カフェで里親募集をしている場所という認識だけで、開放型という非常に自由な空間を準備している団体があるとは思いませんでした。開放型のカフェで生後4か月以上の猫と触れ合うことが出来るようになっているそうで、大人猫を中心に里親募集をしているそうです。

写真を見る限り、天井が高く、とてもいい環境で出会えて、引き取りが少ない大人猫にもチャンスがあるのは素敵なことです。というのは子猫ばかり猫カフェに置きたがる他のカフェが多いのです。勿論子猫の譲渡も行っているそうですが、幼い子猫を抱き放題、というのは子猫に負担なんですよね。

TNRの普及

TNRとはTrap Neuter Return(捕獲、避妊去勢手術、元居た場所へ戻す)地域猫活動のことを言います。私も近所の猫は捕獲機を借りて何度も繰り返し、やっと子猫を見ることがなくなりました。今、猫を飼いだした18年前に比べ、圧倒的に進んできています。

餌やりさんが自由にご飯をあげ続けるとあっという間に猫は増えます。今のご飯はとても栄養が高く、勝手なえさやりさんがいる場合には説得から始まります。地域猫は不幸な子猫を減らすために全国の猫ボランティアが取り組んでいることで耳がカットされている桜猫と呼ばれたりします。子猫の殺処分はほぼ野良猫が産んだ子を困って保健所に持ち込むケースが多いからです。地域によっては避妊去勢手術を3500円で受けることが出来るそうです。

猫付きシェアハウス・賃貸マンションの提案

賃貸住宅の新しい付加価値として、猫と暮らせるシェアハウスや賃貸マンションを提案されています。しかもフランチャイズ化して既に展開されています。確かにペット可の住宅は増えたものの、引っ越し先によっては猫を手放す方もいらっしゃいます。この住宅の特徴は猫の所有権は東京キャットガーデンのまま、引っ越しなどがあったら猫は返還することが出来るシステムです。

高齢者が猫を飼うことが難しいと前にお伝えしました。

この方法ならば、高齢者も猫と暮らすことが出来ますし、高齢になった猫についての不安も解消できるのかもしれません。高齢化は避けられない問題で、大きなマーケットです。なかなかいいシステムだなと思いました。猫にとっても人にとっても優しいですよね。

かいつまんでこの本をお伝えしたのですが、拙い文章なので是非気になる方はこの本を読んでみてください。Amazonのkindleアンリミテッドなら無料で読むことが出来ます。

ボランティアも進化が必要

私がお手伝いしようと思っていた愛知県瀬戸市にあるボランティアの代表の方とお話しした時も、柔軟な思考、システム化をなさってると伺いました。古いボランティアさんはついていくのが難しい時もあるそうで、都度私も新しい知識を増やしていこうと思いました。


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