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商売って難しい

今まで捨てていた古い雑誌を売ってみたら売れるかな?
と始めたメルカリですが、多分「実は希少性に乏しかった」とか「販売額が妥当でなかった」とかで、始めて1年、出品数の1割しか捌けていない状況です。
今のところ購買者全員(といっても10数名です)から「良かった」評価をいただいていますが、努めて購買者の不評は買わないよう、取引は丁寧に行うようにしています。

そんな中、ある日曜日に、10年以上前から使っていない
「バーベキューコンロ」
があることを思い出して引っ張り出して、火曜日の朝に出品したとたんに買ってくれた人がました。

そして30分もしないうちに「金曜日までに届くようにお願いします」と通知が来たので、 これは急がなければ! と仕事から帰宅後すぐに梱包して1キロメートル離れたコンビニに6キログラムあるコンロを抱えて歩いて行って、発送しようと手続きしていたら
購入者から
「すみません、キャンセルしてください。隣の商品と間違えました。」
と無常の通知が入りました。

なんだよ! 急ぐというからこっちも急いだのに何という仕打ち。
落胆と怒りで、通知を見なかったことにして「黙って出してやろうか」と。
だってコンビニのレジは目の前にあるのだし。

でもそれも大人げない。

ずっとしまい込んでたコンロだけれども要らないという人に売ってすぐ捨てられるかもしれないと思ったら
やっぱりキャンセルしたほうがコンロのためでもあると…
キャンセル手続きしたら、事務局から「本来こういう行為はルール違反なので購入者に注意をします」旨の通知がきました。
購入者はどういう注意を受けたのか、あたしは知りたくありません。知ったところでこちらになんの益があるというのか。

帰宅後、今一度深呼吸をして今回の出来事を振り返ってみました。
購入者の気持ちになって。

今度の週末にバーベキューやる予定が急に決まったんだな。
コンロ持ってないから急いでたんだな。
急ぎすぎて隣の商品を間違って購入してしまったんだな。
「急いで」と言った商品が実は間違って購入したのに気付いた購入者の青ざめた顔が想像されました。
自分だってこれまでの人生そんなこと何回かあったじゃないか。
その都度誰かがフォローしてくれただろ?
そう思うようにして自分を納得させました。
もう終わったことなので、次行ってみよー!

あたしは個人でメルカリに出品することだけですが、こういうことを生業にする "商売" ってのは「難しくって大変な事だ!」と今回のことで改めて感じたのでした。

バーベキューコンロはそれから2週間後売れました。
儲けはたった170円でしたが、
こんな経験をさせてもらって「大きな益」だったと思っています。

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