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大会運営について語ります

皆さん初めまして!
大会オーガナイザーをしているあらごしだいこんと申します。
この記事ではあらごしだいこんとは何者なのか、大会オーガナイザーとは何なのか、あらごしだいこん誕生から大会運営での活動歴、今後の目標など色々書いてます。最後までお付き合いいただけると幸いです。

あらごしだいこんについて

・名前             あらごしだいこん。
・生年月日           2003年1月20日
・性別             男
・趣味             大会運営、ゲーム、YouTube鑑賞
・特技             大会運営       
・好きな四字熟語        大会運営
・今まで一番影響を受けたゲーム スプラトゥーン
・得意なスポーツ        水泳(eスポ…)
・好きな野菜          人参

名前の由来

あらごしみかんという方にスプラトゥーン2というゲームで知り合い名前を真似したのが始まりです。当初は3日ぐらいしたら元の名前に戻すつもりだったのですが「あらごしだいこん。」という名前に愛着が生まれてしまいこの名前を使い続けることにしました。今では「あらごしだいこん。」の前の名前を知る人の方が少なくなりました…。


ということでここまではあらごしだいこんの個人的なことを書かせていただきましたがここからは大会オーガナイザーについて書いていきます。
(とても長く真剣な話になるため興味のない方はブラウザバック推奨です。)

コミュニティ大会オーガナイザーとは

そもそもコミュニティ大会オーガナイザーについて知らない方向けに解説させていただきます。

コミュニティ大会オーガナイザーとはコミュニティを盛り上げるために大会を主催する人のことです。大会運営でやる事は企画を考える、参加者を集める、対戦表などを作成する、問い合わせ対応などなど色々あります。

私は大会オーガナイザーとして「ブロスタ」と「スプラトゥーン2」というゲームで大会を主催したり他の主催者さんの大会のお手伝いをさせていただいています。

初めての大会運営

私が初めて大会を運営したのは中学生の頃(具体的な時期や大会は不明)「スプラトゥーン」というゲームのとある大会でした。その頃はまだ中学生のクソガキだったので対戦表の管理、試合結果の集計を担当しましたが大会運営に関わることが出来るというだけでとても興奮していた気がします。しかし中学生の興味なんて一瞬で違うことに移る訳でしてその大会以外は中学生時代は運営に関わる事はありませんでした…。
時は進み高校1年の時学校で文化祭実行委員会に入ったのですがそこで「イベント運営の楽しさ」と「チームで団結して何かを作り上げる楽しさ」を知りました。
そして自分の人生を変えたゲーム「Brawl Stars」に出逢います。
※Brawl Stars(以下ブロスタ)

大会参加側から運営側へ

2019年1月に友達の勧めでブロスタを始めたのですがトロフィー数を友達と競ったり放課後にみんなで対戦したりすることが楽しすぎてすっかりハマってしまいました(課金もしたりしなかったり…)。そんな時ひょんなことからTonamelという大会プラットフォームに出会ったのですがこのTonamelとブロスタの出会いが私のゲーマー人生だけでなく全てを変えました。(全てについては後ほど)
ブロスタを初めて3ヶ月、そろそろ大会とかに出てみたいと思いブロスタの大会を探したのですが…そもそも大会が無かった!!そこであらごしだいこんは考えた。

「コミュニティ大会がないのなら自分で主催すればいい」

こうして開催されたのが「第一回トマト杯」です。募集チーム数16チームのとても小さな大会でした。運営も数年ぶりでノウハウもほとんどなかったので色々苦労しましたが大会が終わった時の達成感は凄かった記憶があります。そしてこの大会の運営で1番嬉しかったことが参加者からの「また参加したい!」「次回も期待してます!」というコメントでした。参加者から嬉しいお言葉を貰えると運営者としてはモチベに繋がります。
こうして「大会オーガナイザー あらごしだいこん。」としての活動が幕を開けました。

がむしゃらに大会運営をした1年目

小さい大会から始まったあらごしだいこんの大会運営人生ですがやはり憧れるのは公式大会のような参加者がたくさんいる大規模大会。夏の大会は大きな事をやりたいと思いすぐに次の大会企画を考え始めます。ブロスタは3人でチームを組んで戦うゲームなのですがコミュニティ大会がまだ広まっていない時代だけにチームを組むという文化もあまりなく3vs3の大会は参加のハードルが高いものになってしまうことに気がつきます。そこで思いついたのがブロスタ初の1vs1の大会「第二回トマト杯」です。この大会を開催するにあたってはブロスタ公式様に事前にコンタクトを取り「ブロスタコミュニティを盛り上げたいんです!大会を普及させたいんです!だからこの大会を支援してください!」と猛アピールして宣伝や景品を支援していただきました。今思い返せば当時の自分の行動力に驚きますし大会を支援してくださったブロスタ公式様には感謝してもしきれないです。そしてブロスタ公式様の支援のお陰もあり大会のエントリー数は当初の想定をはるかに上回る1000人越えという記録を叩き出します。(4ブロック合計で1,032人)

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まさかここまで参加者が来るとは思っておらず嬉しい反面運営が心配になります。2回目の大会でこの規模を運営することが自分にできるのか…。不安は消えぬまま大会当日を迎えます。大会の結果は「終わりよければ全てよし」ということなら大成功と言えるのですが参加者が多すぎて運営が回らなくなったり準備物が足りなかったりと散々でした。さらに参加の条件が厳しすぎたため結局当日参加できたのは4ブロック合計でも250人ほどしかおらずたくさんの方に集まってもらいながらも参加してもらうことが出来ませんでした。
これについては自分の想定の甘さと大会ルールの徹底が出来ていなかったことが原因ですので大会の企画運営をした自分の責任です。大会にエントリーしたのに参加できなかった皆様誠に申し訳ございませんでした。
こうして初の大規模大会は参加してくれた人は楽しめたものの失敗だらけの大会として幕を閉じました。
その後はリーグ戦の大会を企画しますが参加者不足で企画倒れとなり大会オーガナイザーとしての活動1年目を終えました。

参加者数に目がくらんだ2年目

1年目で大規模大会の運営を経験したあらごしだいこんはそこから参加者数を集めるということに執着するようになり本来の目的であるコミュニティを盛り上げるということを忘れかけます。コミュニティを盛り上げたいという気持ちはあるものの結局は自分の大会が盛り上がる事を最優先に考えてしまう。今思えばこれこそが大会が盛り上がらなかった1番の要因だと思います。
そして2年目の活動は4月に開催された「All Stars League Spring cup」から始まります。ここから今の大会名でもある「All Stars League」が始まりました。
話は少し戻りますが2月頃ある大会オーガナイザーの方から「一緒にブロスタ大会をやりませんか?」という連絡を受けます。

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この連絡をくれた方こそ今私が企画運営部門ブロスタ担当として所属しているColorgeというコミュニティ大会運営団体の代表のcawataさんです。このcawataさんとの出会いをきっかけに大会オーガナイザーとしての人生が変わりました。チームで大会を運営するということを経験させてもらっただけなくcawataさんの大会運営に関するノウハウを学んだりeスポーツに関する知り合いが増えたりとにかく人生を変えてくれた人と言っても過言ではないです。あの時大会運営に誘ってくださりありがとうございました!cawataさんのお陰で今では大会オーガナイザーとして日々楽しく活動させてもらっています。
季節は進み8月、夏休みということもあり今年も大規模大会をやりたいと思い1vs1の大会である「All Stars League 1on1 cup 2020」を企画します。この大会ではブロスタ公式様に宣伝を支援していただいたりどやがえる様に実況、YouTuberの筋肉ダルマ様に解説、shiragi様に配信エンジニアをしていただくなどたくさんの方にお世話になりました。本当にありがとうございました!参加者は350人ぐらいでみんなでわいわい盛り上がる大会を運営することが出来たと思います。しかし当時の自分は去年より参加者が減ったことに悩み大会運営をこれからどうしていけばいいのかがわからなくなっていました。

大会オーガナイザーと受験

8月の大会を終えたら本格的に受験勉強に集中しようと思い大会運営活動を休止しました。この受験期間中は大会運営がしたくてしたくてたまらなかったのですが時間があまり無かったので我慢していました。
そんな時訪れたのが学校での三者面談。志望大学を決定する大事な面談です。自分はもともとパソコンを使うことが好きだったので高校1・2年の頃はシステムエンジニアなどコンピュータ関係の仕事に就きたいと思っていました。しかし高校3年になり真剣に進路を考えた時に自分は本当にシステムエンジニアになりたいのかに疑問を持ちました。プログラミングの勉強もしていたけど途中で飽きてやめてしまった。果たして自分は将来なにをしたいのか。そんな時頭をよぎったのは大会オーガナイザーとしての活動でした。将来はeスポーツの大会を企画運営する仕事がしたい。そう思い調べてみるとeスポーツなどゲームの大会やイベントを企画運営する会社が存在する事を知りました。

「これこそ本当にやりたいことだ」

そう思った自分はイベント運営会社に就職するにはどうすればいいのか調べました。そして大学ではマーケティングなどを学びたいと思い高校では理系を選んだのに大学は文系の経営学部を選ぶことにしました。
こうして大会オーガナイザーとしての活動は自分のゲーマー人生だけでなく本当の人生までも変えたのです。
その後無事大学には指定校推薦で合格を果たしました。

大会運営復帰と心境の変化

こうして受験期を終え大会運営に復帰を果たしましたが周りが受験ムードなので今までのように大会を主催する気になれず誰かの大会の運営をお手伝いしたいと思っていました。
そんな時スプラトゥーン2でイカップル杯というとても大きなコミュニティ大会の運営メンバー募集ツイートを見つけたので即刻連絡しました。ここら辺の行動の速さは昔から変わらないなと思います。
イカップル杯はdiscordとGoogleのスプレッドシートを使って大会が運営されるのですがこれがとても大変で普段Tonamelなど大会プラットフォームを使っている身からすると初めての経験でいい勉強になりました。またこのイカップル杯を主催しているOdaさんという方がいるのですがこの方が大会オーガナイザーとして本当に素晴らしい方でOdaさんの参加者を1番に考えてどうすれば大会を楽しんでもらえるか、どうすればスプラトゥーンコミュニティを盛り上げることが出来るのかという考えに共感し大会オーガナイザーとして参加者の事を考えコミュニティを盛り上げるという本来の目的を思い出しました。それと同時に2年間自分の大会の発展ばかりを考えていた事を深く反省しました。
そんなイカップル杯での心境の変化もあり大会の企画にも変化が生まれます。
12月12日ブロスタがグローバルリリース2周年の記念日に「All Stars League Classic」という記念大会を企画します。この大会は2年前のグローバルリリースされた頃の編成で大会に参加してブロスタを昔からやっている方に昔を思い出して懐かしんでもらったり新規のプレイヤーに今とは違う環境を体験してもらう事を目的に企画したのですが結果は大成功でした。使用可能キャラクターをツイートでお知らせした時にはブロスタプレイヤーからたくさんの反応がありこの大会を企画して本当に良かったと思うと同時に絶対大会当日も完璧に運営をこなそうと誓いました。大会の賞品にクリスタルトロフィーを作成したり告知ツイートを工夫したり色々な事をやった結果エントリー数は73チームにまで増えました。大会の配信を準備できなかったことだけは悔やまれますがそれを除けば大成功でした。なによりこの大会は参加者を集めるためにどうするかを考えるのではなくどんな企画をしたら参加者に楽しんでもらうことができブロスタコミュニティを盛り上げることができるかを考えた結果参加者が集まったので大会が終わった時の達成感と嬉しさはブロスタで大会を始めてから2年の間で1番だったと思います。
こうして大会オーガナイザーとしての2年目は大成功で幕を閉じました。


ということでここまでが私の大会オーガナイザーとしての2年間の活動のほぼ全てなのですが本当に大事なのはここからだと思います。この2年間の活動での成功や失敗から何を学びそれをどのように次に繋げていくのか。

誰のための大会なのか

コミュニティ大会を運営する上で難しい事は何かと言われてよく出てくるのが「継続することの難しさ」です。継続と言っても色々ありますが参加者を集め続けることの難しさや運営資金の問題、運営者の生活環境の変化など様々な要因で大会を継続することが困難になってしまう場合があります。特に参加者を集め続けることに関しては主催者のやる気と力量でいくらでも変わることだと思うのでやはり継続して大会を開きたいのであれば参加者を集める施策を考えなければいけないわけです。しかしここで矛盾が生じます。この記事で散々参加者数に執着しすぎて失敗をしたと言っているのにここでは参加者を集める方法を考えなければいけないと言っている。支離滅裂に聞こえますがこの参加者を集めることについては考える順序があると私は最近気が付きました。

・自分の大会を盛り上げる施策を考える→結果としてコミュニティが盛り上げる
・コミュニティを盛り上げる施策を考える→結果として大会が盛り上がる

どちらも大会とコミュニティが盛り上がるという点では同じですが考える順序が違うだけで結果は全く違うことになると思います。
前者の場合は大会の賞品や主催者のファンなどが大会に集まってきてコミュニティは一時的には盛り上がると思いますが大会が終わったらそれで終わり。参加者が他の大会に参加しようという流れに繋がりません。
一方後者はコミュニティを盛り上げることを一番に考えているためそのコミュニティを盛り上げたいという人が参加者として自然と集まり結果としてコミュニティが盛り上がり次の大会などに繋がっていきます。
結局何が言いたいのかというと「誰のためにコミュニティ大会を開くのか」全てはこれに尽きると思います。主催者の自己満足のために開くのか、コミュニティを盛り上げたいと思い開くのか。
ブロスタでの2年間の活動を通して自分はこの事を学びました。

全員で盛り上がれる大会を目指して

コミュニティを盛り上げる大会を開きたいと日々模索していますがある参加者からのメッセージをきっかけに私は壁にぶち当たりました。

「大会の配信はないんですか?」

自分はこの言葉を2020年何回も聞きましたしその度に「申し訳ございません。今回は配信はなしとなっております。」と答えてきました。配信環境がないため自分は大会の企画・運営を専門に活動してきましたが「配信」という要素はコミュニティを盛り上げるため、大会を盛り上げるためにとても重要な要素だったのです。
大会に配信があることで何が変わるのか。
・大会の様子を映像として残せる
・配信の同時接続数などの大会規模に関するデータが集められる
・大会に参加していない人も視聴者として大会に参加できる
この3つ目の項目こそ自分が目指すコミュニティ大会の形だと最近ようやく気が付きました。配信があれば大会に選手として参加しなくても視聴者として参加して一緒に盛り上がることが出来るのです。コミュニティが盛り上がる大会を開きたいという自分の目標を達成するためにはこれしかないと思いました。

2021年の目標

ここまでの事を踏まえて2021年の目標をここで宣言させていただきます。

大会オーガナイザーとして企画・運営・配信が出来るようになる

今年はこれで行きます。今まで大会の企画を考え運営することに注力してきましたが今年は配信にも力を入れていきたいと思います。具体的にどうするのかはまた後日発表させていただきます。現在発表に向けて準備を進めております。(例のウイルスの影響でどうなるか分かりませんが…)


ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございました。
初心を忘れず2021年も全力で大会運営に臨みますので…

「大会オーガナイザー あらごしだいこん。」を今後ともよろしくお願いします。

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