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原則21「対抗意識を刺激する」|人を動かす

こんばんは!新垣才です。今回が "人を説得する十二原則" の最後の紹介になります!早速いきましょう!


物事をゲーム化して楽しむ

成功者は皆ゲームが好きだ。自己表現の機会が与えられるからだ。存分に腕をふるって相手に打ち勝つ機会、これが、いろいろな競争や競技を成立させる。優位を占めたい欲求、重要感を得たい願望、これを刺激するのだ。

今回の原則は既に応用している方も多いのではないでしょうか。要するに、物事のゲーム化(ゲーミフィケーション)ですね。ランキング形式にしたり、自分の現在値をグラフなどで見える化することでモチベーションが向上します。これを、説得に応用しよう!というものです。

発刊年が古いからか、本書の例はゲーム化の手法が古いものが多めです(例えば営業数字を床にチョークで書いていたり笑)が、言わんとすることは伝わるかと思います。

また、このような煽る表現も例として挙げられています。

彼が躊躇しているのを見て、スミスはそり身になって笑いながら、こう言った ー 「大変な仕事だから気が進まないのも無理はないと思うね。実際、大仕事だよ。よほどの人物でないと務まらないだろう」
相手に負けん気を起こさせたのだ。ローズは、よほどの人物でないと務まらない仕事を、やってみる気になった。


応用にはいくつか注意が必要

ただこの原則は他の原則に比べてリスクが大きいので注意が必要です。

よくある応用失敗の例として、以下が挙げられます。

・他人と比較して、罵倒してしまう
・勝ちたいがあまり、正当な手段から逸脱してしまう
・ゲームに負けて、自尊心が下がってしまう
・ゲームに勝つこと自体が目的になってしまい、本来の目的が達成されない

いかがでしょうか?おそらく一度は皆さんも苦い経験があり、イメージしやすいかと思います。特に対子供にこの原則を利用するのはリスクが大きそうですね。

じゃあ、「このような失敗をしないためには何に気をつければいいの?」という疑問に関しては、次のようなポイントを押さえるといいのかな〜と思います。

・他人よりも過去の自分や自分の価値観と比べさせる
・結果だけでなく、過程も評価する
・ゲーム化した本来の目的を見失わないようにする

ゲーム化はあくまで、本人のやる気を正しく引き出すための手段です。「対抗意識を刺激する」は自分に対しても他人に対しても応用できますが、ここがブレないように注意してうまく使いたいですね!


というわけで、今回の Next Step はこちら。

Next Step
・自分の改善したいことについて、「ゲーム化できないか?」と考えて見る(例:早起きしたい → "朝6時起きの月間成功率" を友達と競う など)


ではでは、読んでいただき、ありがとうございました!

「仕事には競争心が大切である。あくどい金儲けの競争ではなく、
他人よりも優れたいという競争心を利用すべきである」
ー チャールズ・シュワッブ ー

原則21:対抗意識を刺激する。

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