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原則4「誠実な関心を寄せる」|人を動かす

"人を動かす三原則" の紹介が終わり、今回からは次のパート、"人に好かれる六原則" を紹介していきます!


友を得る法を学ぶ師匠は近くにいる

またまたいきなりですが、クイズです!次の動物のうち、仲間はずれはどの動物でしょう?

・牛
・ニワトリ
・カナリヤ
・犬

いろんな答えがでそうですが、あくまで "人に好かれる" の観点でお答えください。笑

...正解は、、、「犬」です!

理由は、犬だけ何の働きもせずに、愛情を捧げるだけで生きていけるからだそうです。(牛はミルクを出し、ニワトリは卵を産み、カナリヤは歌を歌わなければならない)

カーネギーは犬こそが世の中で一番友を得る法を心得た達人だと言います。

その達人とは ー 我々は毎日路傍でその達人に出会っている。こちらが近づくと尾を振りはじめる。立ち止まって、なでてやると、夢中になって好意を示す。何か魂胆があって、このような愛情の表現をしているのではない。家や土地を売りつけようとか、結婚してもらおうとかいう下心はさらにない。

犬という動物は、相手の関心を引くよりも、相手に純粋な関心を寄せる方がはるかにいいことを知ってるんですね。


友を得るには

カーネギーは友を得るための第一歩として、次のアドバイスをしています。

友をつくりたいなら、まず人のために尽くすことだ。
人のために自分の時間と労力を捧げ、思慮のある没我的な努力を行うことだ。

なぜ人のために尽くすと友達ができるのでしょう?それは、

「我々は、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる」
ー ローマの詩人 パブリアス・シラス ー

からです。

なるほど...。確かに、普段の会話や飲み会の席でも、自分の話をスマホを触りながら俯き加減で聞いている人よりも、自分の目を見て前のめりに聞いてくれて、笑ったり驚いたり反応して、時には質問もくれてる人の方が好感持てますよね。

私はさらに、話が合うと感じて相手にも興味が出てきたり、話しやすいと安心できてより会話を楽しめたりなんてこともありますね!

これは、交渉の場においても大いに役立つとカーネギーは言い、本書のなかでは

①交渉相手の興味に関心を寄せて話を聞き
②相手に自分に対して好感や興味をもってもらい
③そこで初めて交渉の話を出す

というパターンで成功した話がいくつも紹介されています。

興味があれば是非本書の方も読んでみてください。^^
「人を動かす」は名著の中でもだいぶ読みやすい本ですので!

最後に、2016~2017年のベストセラー本「嫌われる勇気」の題材にもなったウィーンの心理学者、アルフレッド・アドラーの言葉を紹介して終わりにします。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

「他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける。人間のあらゆる失敗はそういう人たちの間から生まれる」
ー アルフレッド・アドラー ー

原則4:誠実な関心を寄せる。

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