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COVID-19のワクチンを打ったって話

6月18日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンを接種してきた。場所は東京・大手町に設置された自衛隊の東京大規模接種センターだ。

接種直後に、私は勢い余って、こんなtweetをしたが、コミナティ筋注というのはファイザーのワクチンの名称だった。今回接種したのはモデルナのワクチンだったので、COVID-19ワクチンモデルナ筋注と書くのが正しかった。ここに訂正しておく。

さて、話を戻そう。18日は、大規模接種センターの近くで取材があったので、そこでの取材を終えた後、大規模接種センターまで歩いて移動し、受付に向かった。

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受付のテントに入ると、まず、検温。機械の前に立ち、手首をかざすと体温が計測され、シールに印字されて出てきた。

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その後、接種券、本人確認書類などを出して、接種の受付。係の人が接種券の番号をタブレットに入力して、ちゃんと予約が取れていて、本人が来ているのかを確認した。確認が終わると、赤、青、黄、緑の色のついたクリアファイルに書類が入れられる。私の書類は黄色のファイルに入って戻ってきた。

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事前に予診票に記載してきた人は、そのまま先に進むが、記載していない人は用意された机で予診票を記載する。記載が済むと、クリアファイルの色ごとに分かれて、並べられたイスに座るように指示された。

この待合のような場所は、あまり混み合っている印象はない。ワクチンの接種者はどんどんやってくるので、色ごとに6人ほど集まったら、その単位で次の場所に移動するように促される。だから、それぞれの色ごとに数人座っているか誰も座っていない状態がキープされるので、あまり混んでいるような感じがしないのだ。

さて、待合のような場所から6人一組で移動する段になると、その集団を維持しながら、ワクチン接種会場となる建物の中に入り、停止と前進を繰り返し、エレベータに乗りこんでいく。この一連の流れで、物流センターの荷物の気持ちがわかった気がした。ちなみに、建物の中は写真撮影禁止の表示がいくつもあった。

そして、エレベータを降りると、そこは接種会場。まず、1人目の医師が予診票を確認し、問題がないかチェック。そして、個別のブースに移動し、2人目の医師の問診。現在の体調や禁忌になる薬を飲んでいないか聞かれ、ワクチン接種希望の旨を再度確認される。

問診が終わると、隣に部屋に移り、いよいよワクチン接種。接種するときに、3人目の医師に「接種しているところを自撮りしてもいいですか」と聞いたら、「ダメです」との答えだった。マスメディアは大規模接種センターでワクチン接種する様子を撮影できるのに、自分が接種している様子は自撮りでも撮れないのかと、ちょっとやりきれない感覚になった。

それはともかく、注射は刺す瞬間にちょっとした痛みを感じたものの、一瞬で終わった。すると、すぐに移動し、次の窓口でワクチン接種券のシールを剥がし、予診票と共に回収され、ワクチン接種欄に、今日接種したワクチンの情報を記したシールが貼られた。

それが済むと別の列に並び、2回目の予約を取る。私が並んだ窓口はタブレットの通信状況がよくなかったのか、最初、表示スピードが遅かったりしたが、約1か月後に無事、予約が取れた。大規模接種センターではワクチン接種から15分間は、アナフィラキシーショックなどが出ないか経過観察が求められるが、予約が完了するまでに10〜12分くらい経過するので、経過観察の席に座っている時間は実質的に数分だった。そして、時間が来たら部屋を出て、エレベータで1階に戻り、外にて行くという流れだ。

密を感じさせず大量のワクチン接種をこなしていくシステムがしっかりと構築されていて、とても驚いた。予診票を書いてあれば20分くらい、書いてなくても30分ですべてが終わるという印象だった。

接種の話だけで、かなり書いたような気もする。実は、私の住んでいる自治体は64歳以下の人にはまだワクチン接種券を配布していない。なぜ、私が大規模接種センターで予約できたのかとか、接種後の副反応の話などについては、また別の記事にしようと思う。


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