【FF7Remake】ミッドガルでピザを焼いて欲しかった話
最近まで「FF7 Remake」をプレイしていたのですが、チャプター9でGive Upしました。
「ゲームをクリアせずに放り投げるのも久しぶりだな~」
と思ったので、せめてもの供養と、将来再開する可能性を残して記事にしました。
今回はそんな「FF7 Remake」をGive Upしたお話しです。
◆ 思い出の神ゲーだった……が?
「FF7 Remake」はPS1で発売された「FF7」のリメイク作品。
ファンからは、何年もリメイクを望まれていました。
私もオリジナルをクリアしていたので、現代の技術でリメイクされた作品をぜひプレイしたいと焦がれていたものです。
で、いよいよリメイク発表!!けど、三部作……
まぁ、あの長さのストーリーをソフト一本にするのは無理があるでしょう。
そこは仕方がありません。
そんなリメイク三部作。
いよいよ2月に「Rebirth」が発売です。
なので私も、遅ればせながら一部目の「Remake」を始めたわけですが、Give Upと相成りました。
ここでただ「つまらなかったから」と書いてしまうと、それまでなので、自分の中を掘り下げて、何がモチベーションを下げたのかを考えてみました。
その思考結果を一言で書くと……
「ムービーが見たいんじゃない!ゲームがしたいんだよ!」
という事です。
・・・
◆ 名付けて「ムービーサンドイッチ作戦」
最新の技術で過去の名作をリメイク!
いいですね。
その作品やシリーズを、広い世代に知ってもらう機会にもなります。
でも、"最新の技術" で何をするのでしょう?
それはやはり「劇的なグラフィックの向上」だと思います。
「FF7 Remake」でも、やはりそれ。
元は "カクカクポリゴン" だったのが、現実と見紛うほどの街並みやキャラクター達になっていました。
私もプレイし始めた際は興奮しましたよ。
でも、プレイ数時間で興奮よりも ”イライラ” が募り始めました。
何故なら、異常な頻度で操作を止められるから。
コントローラーで操作して進んでいると、5分も経たないうちにムービー。 で、当然そのムービー中は操作が出来ません。
ゲームテンポ悪すぎだろ!
と、思ってしまったわけです。
でも、もしかしたら、これは私がオリジナルをプレイ済みだからこそ、感じてるのかもしれません。
オリジナルプレイ済みという事は、ストーリーを知っているわけです。
なので、ムービー中に何があるのかが、ある程度分かってしまう。
それ故に、ムービーに集中できず、早く進めたい。そう感じてしまいます。
この、知っているストーリーのムービーと、操作できない感覚が悪い方向に噛み合ってしまった。
これがモチベーション低下につながっての、Give Upとなったわけです。
さて、このムービーを高頻度で挟む方法を「ムービーサンドイッチ作戦」とでも名付けましょうか。
この作戦は、製作時に問題視されなかったのでしょうか?
いやいや、さすがに問題視されたと思います。
では、それでもなぜこの作戦を取ったのか?
私なりに考えてみました。
・・・
◆ 麵ではなくピザが食べたかった
ムービーを高頻度で挟む「ムービーサンドイッチ作戦」。
これを実行した、やむを得ない理由……
それは「Remake」のストーリーがミッドガル脱出までだから。
と、私は考えました。
オリジナルをプレイ済みの方なら分かると思いますが、FF7はミッドガル脱出まで、完全に一本道です。
しかも、急げば7時間程度で脱出に到達してしまうほど。
現代のゲームで、しかもフルプライスが7時間クリアだと、ボリューム不足の烙印を押されてしまいます。
だからと言って、大幅なストーリー改変でボリュームを増やすと、今度はオリジナルからかけ離れている、と指摘されるかも。
そんな狭間での落としどころが、「ムービーサンドイッチ作戦」だったのではないでしょうか。
つまり、一本道のストーリーを長くプレイしてもらうために、ムービーによって伸ばしたという事です。
サンドイッチ作戦というよりも、麺のように伸ばすラーメン作戦ですね。
私としては、この作戦が合わず、Give Upとなったわけですが、ではどんな方法ならストレスを感じなかったのでしょうか?
それは、「ストーリーを麺のように伸ばす」ではなく「自由度をピザのように広げる」方法だった思います。
つまり、ストーリークリアまでの時間は短くても良い。
でも、色々な場所に行けて、色々なイベントが発生する。そんな方法です。
実際、ストーリークリアまでが、7時間であったとしても、ミッドガルの中を自由に移動でき、戦闘以外の魅力的なイベントがあったのなら、きっと何十時間でもプレイしていたと思います。
・・・
◆ あくまでプレイ済みだったから
ここまで、あれこれ書いてきましたが、steamの評価は ”非常に好評” となっています。
つまり、多数の方は楽しんでプレイ出来ているわけです。
もしかしたら、私だけが偶然合わなかったのかもしれません。
きっと、オリジナル未プレイの方なら、新鮮な気持ちでストーリー展開も見られるので、ストレスに感じたゲームテンポも問題ないのでしょう。
私の方は、今後、リメイク作品に手を出すときに、ストーリー以外でも楽しめる要素があるか、十分に考えることにします。
あぁ、でも次回作の「FF7 Rebirth」は、オリジナルではフィールドマップが開放される場面なんですよね。
たぶん遊戯マップの「ゴールドソーサー」も。
ですので、次回作への熱が上がったら、中断していた今作も再開するかもしれません。
・・・
◆ 終わりに
過去にもGive Upしたゲームはあったのですが、RPGでは初めてでした。
そんなショックから?この記事を書いてみたわけですが、いかがでしたでしょうか。
思い出の作品だから、理想と現実のギャップに悩むこともあるんですね。
あなたにも、そんな作品はあるでしょうか?
画像の出典:
「FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE」ゲーム内よりスクリーンショット
読んでくださって、ありがとうございました! 貴方に ”良き時間” が提供できていれば幸いです。