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【はじめての徹夜おどり】郡上一人旅3泊4日の記録(準備編)

日本三大盆踊りの一つである『郡上おどり』。

このnoteは、「郡上おどりに行ってみたいけど、どうすればいいかわからない」という『郡上おどり』初心者の参考になればと思って書きました。

とはいえ私も初心者で、情報収集方法もよくわからない手探り状態で参加したので、ホントに参考程度にとどめておいてください。


徹夜おどり…

お盆の8月13日から16日の期間中、明け方まで踊り続けるという郡上八幡に伝わる狂気じみた伝統行事です。

このイベントを知った時、私のこころは「ぎゅっ!」となったのでした。

というのも、遡ること数十年前、私の出身である茨城県の水戸駅前に小さな予備校があったのですが、そこでは大晦日に『徹夜DAY』的な行事がありました。

ご想像のとおり、学生がみんなで夜通し勉強するという勉強法としてはただただ効率の悪いものであり、「徹夜」という響きだけが地味な田舎の浪人生の退屈な日々に刺激を与えるようなイベントでした。

(徹夜DAYのせいではなく)結果私は第一志望に落ち、東京で二浪生活を送ることになるわけですが、この時「徹夜でやりとげた」という達成感は、青春の思い出として強烈に私の記憶に刻み込まれました。

そんな「徹夜をする」という青春と紐づいた体験が、大人になってだいぶ経つ私でもできるという、徹夜おどり。


2022年の夏、郡上おどりのメインイベントと言われる徹夜おどりが、時間を縮小して開催されました。

2023年には完全復活すると言われていたので、「来年は絶対に参加しに行く!」と私は心に決めていました。

とはいえ、『徹夜』というパワーワードだけが脳を支配し、本場・郡上八幡で開催される『郡上おどり』というものが実際どのように催されるのか、イマイチよくわかっていなかったのですが、

徹夜おどり期間中の宿確保。とにかくそこだけは確実に実行しないと、と考えていました。

2022年の8月に2023年のホテル予約って、楽天からもじゃらんからもできないわけですよ。どうやら3ヶ月前から解放されるようです。

んで、

6月某日に楽天トラベルに入って、試しに『ホテル郡上八幡』のページをぽちぽちしてみても…あれ、ボタンが押せない。

しかたなくホテルに電話してみると「あー、満室ですね」と。

しかもサイトに戻って1室あたりの料金を見ると…通常の2倍くらいするわけで。この時期には全国から何万人も観光客が訪れるので、そりゃそうでしょう。

ここまではうっすら想定していたので、郡上八幡で宿を取るのは早々にあきらめました。


郡上八幡以外で宿を取るなら?

さて、どこで宿をとろうか。

ていうか郡上八幡って、どの辺にあるのかしら…。

そんなことも曖昧だったので、対話式AIのbingに訊いてみたり、楽天トラベルやじゃらんを参照し、長良川線の郡上八幡駅から一駅づつ下りながら宿を探していきました。

ナルホドどうやら郡上八幡駅周辺は思っていたより田舎で、リゾートホテルならまだしもぼっち旅行者にちょうど良いビジネスホテルなどほとんどないようです。

私はじゃらんで『ルートイン関』を探し出して予約をすることができました。

チェックインは2023年8月14日(月)、チェックアウトが16日(水)。2泊3日です。宿泊代も1泊7000円くらい。ハイシーズンなので割高になっているはずですが、郡上八幡に泊まるより全然マシマシのマシです。

15日の朝は徹夜おどりから帰ってホテルで昼まで寝て、日中はどこかゆっくり観光でもして16日に埼玉に帰ろうという計画でした。

長良川鉄道の関⇔郡上八幡は約1時間。

いつも埼玉の自宅から都内に出るのに1時間程度かかっているので、同じくらいです。まぁ余裕だわ。

そう思っていました。この時は。

まさかの台風直撃予報

さて、2023年の夏はコロナが明けて各地のお祭りが4年ぶりに復活し、忙しくも楽しい夏を過ごしました。

忙しくて郡上おどりについて調べることもなく、そろそろお盆に入るなと思っていた頃…

台風7号が本州にゆっくりと、しかし確実に向かっているという。

8月8日あたりの予測ではお盆に直撃とのことで、台風の進路予測図を見ると、まさに14日に東海地方がロックオンされていました。

tenki.jp

さて、 

私はめちゃくちゃ天気運が良いのです。

特に旅行の時はテキメンで、家族旅行にて梅雨の沖縄旅の雨を回避したのには親もびっくりしていました。

なので、今回も回避できるんじゃないかという期待と、

いやぁーでも台風ちゃと向かってるしなー

という不安とのせめぎ合いです。


会社の休暇は12日(土)から取っており、徹夜おどりの初日である13日から参加するのはどうか?

幸いルートイン関も13日は空きがあるようなので、じゃらんから追加で13日の予約を取りました。

ちなみに電話で予約すると1泊一万円以上かかるようでした。

これで13日か14日、どちらか1日は徹夜おどりに参加できる。

結果的に私の「最強天気運」が実力を発揮することとなり、両日徹夜おどりに参加できて、なおかつ豪雨にこの身を当てることもほとんどありませんでした。


東京⇄名古屋間の交通手段どうする?


8月12日。出発の前日ですが、私は東京から名古屋までの交通手段をなんとなく「新幹線で」と考えていました。

改めて交通費を確認すると、一万円以上かかるんですね。うん、そうだよね。でも往復2まんかーヽ(´・д・`)ノ

ふと、『高速バス』はどうだろう。

高速バスといえば、深夜発で狭い車内でガマンして寝て、朝到着したけど「カラダいてぇー!」という経験があったので、ちょっと敬遠していました。

しかし調べてみると、日中出発の便もあるしWi-Fi充電用電源付きで、新幹線より断然安い。

楽天トラベル高速バスだと、東京から名古屋まで5500円。

ほかにも3900円とかもっと安いバスもあったのですが、よくわからないバス会社だったので楽天のほうで往復購入しました。

7時30分 東京駅八重洲南口発
12時39分 名古屋駅新幹線口着

名古屋からホテルまでですが、ルートイン関のチェックインは15時なので、だいたいそのくらいに到着するのが目標です。

名古屋からルートイン関までの交通手段も何種類かありまして、
・高速バスで一気に
・鉄道&ローカルバス
・鉄道のみ

高速バスで関シティターミナルまで一気に行くの方法が一番楽なのですが、

『名鉄バスセンター』ってどこなんだ問題がありまして、

いや、わからんよ(つω-`)

名古屋駅に慣れてない関東民に名鉄百貨店(メンズ館)と言われても全くピンとこないんですよねぇ。

渋谷駅や新宿駅でもいまだに迷うのに…

名鉄百貨店(メンズ館)を探してウロウロする時間があればいいのですが、今回は東京からのバスの到着時間が12時39分で、関美濃線の出発は12時47分。

次の便は14時台。うーーーむ

東京発の便をもっと早くしておけばよかったなぁーと後悔しましたが、早く到着する可能性もあるので、乗れる希望も残しつつ、鉄道&ローカルバス移動の方向性で計画しました。

余談ですが、『車移動』という選択肢もあります。好きなタイミングで休憩できるし、状況によっては車中泊もできます。

車移動で郡上おどりに参加する人は多いそうで、駐車場を確保するのが大変だったという話を聞いたことがあります。

いずれにせよ、私は現地で気ままにアルコールも楽しみたかったので車移動は却下なのですが、グループで踊りに参加するなら経費的にも車移動はありですね。


観光はどうする?

さて、ホテルと移動手段の計画はできました。

現地ではどうしようかな、せっかくだから観光もしたい気もしますが、徹夜明けで私の気力体力がどこまで持つかは未知数です。

盆オドラーとしては、名古屋など東海エリアの盆踊りを体験するというプランも捨て難いです。

https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/fes2023-2024/summer/


郡上八幡周辺の観光はどうでしょう。

こちらのTABITABI郡上さんのサイトが、早く郡上八幡の魅力について手っ取り早く理解できそうでした。

季節や年齢、性別でモデルコースを提案してくれる親切設計。

気になったのは、「タカラギャラリーワークルーム」さんのオリジナル手拭いワークショップ。私は手拭いコレクターなので、ワークショップに参加はできなくてもお店には立ち寄ってみたいなと思いました(結局行けず)。


メインはあくまで郡上おどりなので、当日の体力に合わせて臨機応変に対応すればいいかと思い、観光計画は軽く調べるにとどめました。


荷物の中身

写真は撮れなかったのですが、持って行った荷物です↓

・浴衣3枚/帯2本/紐・補正タオル/踊り下駄/手拭い4本/合羽/折り畳み傘/折り畳み日傘/着替え&下着4日分/部屋着1着/洗顔・メイク用品/小説2冊/充電コード・ポータブル充電器/パソコン/BASE BREAD(非常食)/帽子(麦わら・キャップ)

これらをキャリーケース・ボストンバッグ・リュックに入れて用意。

浴衣も予備を用意したり、台風などで濡れる可能性があるので衣類が多めになってかさばりました。

持って行った浴衣


【当日編】に続きます。

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