自身の職務と上司の使い方について

夏が近づいてきて外の気温も暑くなってきたと思っていたら、以下のようなアツい想いを持ったメッセージを頂いてしまったので、回答する形で何かアドバイスができればと思います!

決して、投稿者さんを貶める内容ではなく、「こう考える方がうまくいくのでは?」というアドバイスとして受け取ってもらえるとありがたいです。

新卒の人や経験浅めの人が知っておくと得する、仕事の範囲・上司の扱い方についての内容です。

こんにちは!いつも楽しくあるある動画を見てます!

最近、お仕事で悩み事があるのでお時間あればアドバイスいただけると幸いです!動画のネタにしていただいて構いません!

長文ですが読んでいただければ幸です。

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SIer(笑)という業種です。

上司:今年の4月に昇格して晴れて管理職に。
私:社会人5年目(役職なし)年功序列企業なので来年から主任になりそう。

彼が直属の上司になってから、役職以上の仕事を求められます。
私は役職なしなのに、顧客と1対1で会話することや、その会話内容にまで責任を持てと。
(開発するって言ったなら自分で実装しなさい的な感じで丸投げをしてくる)

私自身、もうすぐ役職が着きそうなので耐えれるか?と思ってますが私の責任範囲が日に日に広がっていってます。

さらに、担当のお客様がかなり厄介なのもありストレスがすごいです。(メールに1文字誤記があっただけで社用携帯にブチギレた電話がかかってきたり)(設計製造工程の中頃に新規で追加要件出した客に対して上司はいい顔して私に押し付けたり…)

ただ上司に「もう無理〜」と言うのは負けたみたいで悔しく絶対折れねぇからな。という反骨精神だけで働いてます。

そんな状況の中、捻くれている私はどうしたら彼を苦しめられるか
部下として迷惑をかけられるかを真剣に考えています。
(納品の期限を意図的に破ってやろうかとも考えましたが、逆にこれが難しかったです。)
(新任の課長なのでソコを突いて何か迷惑をかけたいです)

よいアイデアやアドバイスがあれば是非お願いいたします!

前提として、顧客が異常であなたや同じ会社の人にかなりのストレスがかかっているように感じました。そのため、顧客の担当者はかなり落ち度があるというか、できれば関わりたくない人種だと思います。

さらに、担当のお客様がかなり厄介なのもありストレスがすごいです。

この1行から、あなたがいかに日々奮闘しており、大変な思いをしているのか、、、というのが伝わってきます。

一方で、あなたの上司に関して、頂いた文章からはあまり非が無いように感じています。むしろ、あなたに仕事を任せる良き上司なのでは?とすら思いました。

次のグレードに行くには、次のグレードの仕事ができる必要がある

進次郎構文のようですね。というか進次郎構文ですね、これ。

私も新卒のころは、次のグレードに上がったらよりハイレベルな仕事を任せられるようになる勘違いしていました。

実はこれは因果関係が逆で、次のグレードの仕事が出来るようになったら、次のグレードに上げてもらうことができます。

これが多くの会社で取られている評価制度なのではないでしょうか。(建前はさておき)

何せ給与が上がりますからね、等級やグレードが上がると。そのためには、相応の仕事が出来る必要があるというのは非常に理にかなったことだと思います。

また、あなたを主任にあげるための評価会議が開かれる際にも、あなたの上司はあなたがいかに主任として活躍可能かを説明できる必要があります。

仕事は、常に1つ上のグレードも意識しよう

会社というのは常に成長を求めてくるものです。

そのため、あなたが今後主任になったら、いずれその上の役職にも上がって欲しいと会社は思っています。

そのため、目標設定や実績作りにおいては常に1つ上のグレードに求められる仕事ができるように意識したほうが得策です。

おそらく、あなたの会社にもグレード定義や等級ごとの求められる人物像のような資料があると思います。そちらに目を通して、1つないし2つ上のレベルまでは内容を理解して自分の仕事に取り入れられるようにしましょう。

常に成長を求められるは辛い面もありますが、スキルアップしていたら転職時に年収アップも見込めるという良い面もあります。

上司はあなたに任せるよりも、自分でやった方がはやい

冒頭で「あなたの上司は良き上司では?」と言った理由がこれです。

基本的に自分ができる仕事を人に任せるのは手間になります。

ただ、その手間をかけてまであなたに仕事を割り振っているのは、あなたが主任としての仕事が身につくように時間を投資をしているからです。

何か仕事を割り振られた時は、「させてもらえている」という感覚は大事にした方が良いと思います。本当に期待してもらえなくなったら、仕事を割り振られることもなくなります。

上司の使い方

上司はあなたに仕事を丸投げする任せることはあっても、邪魔することは無いと思います。

そのため、上司への期待値を「この仕事を手伝ってくれないかな」ではなく、「この仕事を進めるためのアドバイスもらえないかな」に変えちゃいましょう!

顧客とのコミュニケーションに課題があれば、顧客との人間関係の作り方や受け流し方を1on1で聞いてみましょう。

開発が大変で残業が増えたら、効率的な仕事の進め方や顧客との調整方法を相談してみましょう。

上司は仕事を手伝ってくれる人ではなく、たまにやって来て無責任なアドバイスして去っていく近所のおっちゃんくらいなものです。

仕事を進める上では、それ以外に期待しない方が精神衛生上も楽だと思いますよ。

最後に

上司がまともに相談に乗ってくれなかったり、精神・身体的につらくなりそうだったら、さっさと転職しちゃいましょう。(上司を苦しめるというより、さっさと良き環境に自分の身を置く方向で…)

自分の身を守るのが一番なので。

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