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知れば言わずにいられない!「御馳走様」の意味
こんにちは!アラです。
みなさん、食事の最後に「ごちそうさま」「ごちそうさまでした」と言えていますか?
昨日読んだ本に「ごちそうさま」の意味が書いてあり、興味深かったのでご紹介します。
ポイント1.頭と尾、二重に丁寧な言葉が使われている
「ごちそうさま」を漢字で書くと「御馳走様」となります。
これは皆さんご存知のとおりでしょう。
「馳走」に「御」をつけた丁寧語です。
「様」も「お世話様」「お互い様」のように丁寧に言うときの言葉ですね。
対であるように思う「いただきます」には「~ます」しか付いていないあたり、「ごちそうさま」には一層の感謝が込められているように感じます。
ポイント2.「馳走」とは準備のために走り回ること
「御」と「様」については分かりましたね。
では「馳走」とはどういった意味なのでしょうか?
「馳走」は古代中国で使われていた言葉で、「奔走する」「馬を駆って走らせる」という意味があるそうです。
たしかに馬・走という字が入っていますね。
「馳走」は日本に入って「世話をする」という意味を持つようになりました。
世話をするには食事が必要不可欠ですから、転じて「心を込めて用意した食事」という意味になったのです。
現代は飽食の時代などと言われていますが、
「馳走」という言葉が入ってきた頃は食料が全然足りていませんでした。
文字通り「走り回って食料を集める」必要があったんですね。
本来は厚く世話をしてくれた(馳走した)方に「御馳走様」という習わしがあったそうです。
それが食後の挨拶として定着し、現代に至ります。
いかがでしょうか。普段何気なしに言っている(もしくは言ってないかもしれない)言葉でも、意味を知ると言わずにはいられないですね。
基本的には「ごちそうさまでした」と過去形で使います。
料理を作ってくれた方に「満足しました」と伝えるためです。
ご馳走を作ってくれた方にも、ご馳走をおごってくれた方にも
きちんと「御馳走様でした」が言えると、よりよい関係を築けると思います。
・・・のろけ話に対する「ごちそうさま」はどうなんでしょうね。
↓こちらの本で紹介されていた内容です。
他にもたくさんの言葉が紹介されているので、良かったら手にとってみてください!
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