熱烈温浴ファンハラダによる「温浴施設・新・10業態公開セミナー」についての感想とご紹介
こんにちは。アクトパスのハラダです。
社会人になって早2ヶ月が経ちました。少しでも早く皆様のお力になれるように絶賛勉学中です。
まずは弊社の過去セミナー「温浴施設・新・10業態公開セミナー」を観て学んでいるのですが、非常に勉強になるのと同時に面白すぎるのでご紹介します。
当セミナーは2020年に開催されました。全3講座(以下4動画)で構成されています。
第1講座は、
過去数十年間の全体的な温浴マーケットの変化
コロナショックにおける温浴マーケットの変化
の分析から始まります。
この記事では詳細なデータや分析の記述は避けますが、一つの結論として
「現在の温浴マーケットにおいて、過去の成功モデルを追従するだけでは自らレッドオーシャンに突っ込んで難破してしまうようなもの」
と示されています。
さらに望月義尚は、分析を踏まえて「今後の温浴業界の長期的なトレンド」も予測していますが、開催から2年弱が経過した現在の温浴業界動向で答え合わせすると、ビッタリ的中していて驚愕します。
続くメインテーマである2・3講座は、
長期的なトレンドを外さないために、商圏・ターゲット・グレード・差別化という4つの観点から戦略をしっかりと組み立てようぜ
その具体案として、「望月義尚」が温めていた10個の温浴業界の新しい業態を余すところなくお見せしちゃうよ
真似しちゃっていいから皆でブルーオーシャンでの航海を目指そうぜ
という考えから戦略によって裏付けされた10のアイデアを超具体的に紹介します。贅沢すぎます。
私自身もそうですが、温浴ファン(特にサウナー)は、
「こんな温浴施設ができたら行きたいし、間違いなく話題になるだろうなぁ」
と観ているだけでワクワクが止まらなくなるはずです…
本記事では10のテーマの中から最初の1つをピックアップしてご紹介します。
※各アイデアの説明は、
アクトパス望月による「アイデアの『核』の説明」
アクアプランニング吉澤さんによる「アイデアの設計図と概要計画」
上記2点を踏まえ上での「アイデアが実現した際のシミュレーション結果」
という3部構成で進行します。
1/10.「ショールームスパ」
(1)アクトパス望月による「アイデアの『核』の説明」
フェーズ1はアイデアの「核」となる部分の望月義尚による説明です。
ここでの「核」とは【発想】【現状の課題】【影響力】【将来の展望】のことです。
10事例の1つ目として紹介されているのが、ショールームスパ。
その名の通り、「温浴施設そのものをショールーム」にしてしまおうという提案です。
前職時代に社長がTOTOさんやINAXさんのショールームを見たときに、
「展示しているだけではもったいない。実際に使えるようにすれば、もっと大きな広告効果があるのに。」
と感じたことがこのアイデアの発端だそうです。
とはいっても、温浴業界に携わる企業はほとんどが中小企業。
都内の一等地にショールームを構えるの難しいというのが現状です。
その問題を解決するために、年間数十万人の集客力を持つ温浴施設が展示場となることで、双方にメリットがある業態を作れるのではないか、ということなのです。
私はこの案を聞いて、京都にある老舗銭湯の洗い場を思い出しました。鏡に、地元企業の広告が沢山掲示されているのです。
街中で見る屋外広告やテレビから流れるCMと異なり、心身が非常にリラックスしているタイミングで見る掲示広告は不思議と頭に入り込み、洗髪中に「どんな企業なのかなぁ」と自然と思案していました。
それが、カランやシャワーヘッド、バスタブに脱衣かご等々…実際に体験できるものであれば、お客様は「温浴体験をしたい」という前提で訪れているわけですから、なおさら興味や関心が湧くに違いありません。強い宣伝・広告効果が望めるはずです。
それぞれ種類の異なる数十の最新シャワーヘッドが洗い場に並んでいる姿を想像してみてください。
「全部試してみてみたい!!!」とワクワクしてきませんか?私はしてしまいます。
ビジネス的な観点で見ても、「紹介手数料や広告費」でマネタイズできますし、アンケートを取ることで「企業のテスト利用の場」としても活用できます。また、顧客ターゲットも「シンプルにお風呂を楽しみたい個人から勉強熱心な法人企業まで」幅広く狙えるはずです。
(2)アクアプランニング吉澤さんによる「アイデアの設計図と概要計画」
続くフェーズ2は、温浴施設の企画・設計を担うアクアプランニングの吉澤さんが、社長のアイデアを具体的なイメージとして図面に落とし、「実際に各アイデアの温浴施設がどのような設計になるのか」を説明するフェーズになります。
さすが数々の有名温浴施設を手掛けてきたアクアプランニングさん。
社長の幹となるアイデアを的確に平面に落とし込み、さらにそこから+αのアイデアも盛り込まれています。図面を見るだけで、実際に稼働している施設の様子が頭に浮かんできます。
私が特に感動したのは「浴室設備まで見せる」というアイデアです。まさに、設計専門ならではの着眼点だと思います。
カップヌードルミュージアムや味の素工場の施設見学のように、普段は消費者や利用者が見ることのない施設の裏側設備まで見せるというアイデア。それは、「温浴施設経営者のためのショールーム的な役割」になるとともに「一般利用者の温浴施設に対する興味関心を増幅させる役割」も担うであろうと考えています。そしてそれが、温浴業界への異業種参入や、業界の未来を担う若葉の育成に繋がっていくのではないかと想像できます。
(3)上記2点を踏まえ上での「アイデアが実現した際のシミュレーション」
フェーズ3は言い換えると「アイデアのまとめ」です。
望月義尚が「このプランが事業計画的にどうなるのかというのをシミュレーション」しています。
実際に事業計画書を作成するのと同じステップで、現状に即した「入館料設定」や「客単価」の算出。その数字からシュミレーションを回して「目標投資回収年度」から「余剰金」までの超具体的なシミュレーション結果までを提示しています。
あとは、施設運営を考えている物件の商圏人口や予算を鑑みて成立できるのかを考えるだけ、です。
この3部構成で説明される「新業態アイデア」がこの他に9つ紹介されます。
正直、恐ろしいです。
当セミナーから2年がたった現在、実際に講座内で紹介されているアイデアと非常に近い温浴業態が生まれ、実際に大きな注目を集めています。
ですが、まだ間に合います。本日紹介した「ショールームスパ」を含めて、まだまだ形になっていないアイデアが残っているからです。「早いもの勝ち」です。
新たに温浴施設の運営を考えられている方がいらしましたら、ぜひ当セミナーから学び尽くしてみて下さい。
ご購入はこちら→ https://aqutpas.co.jp/100gyoutai-video/
紹介動画はこちら→https://youtu.be/4q7KmWTTmuM
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