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温浴業界の未来

※当アカウントから発行する記事は、温浴施設経営者向け有料メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」(https://aqutpas.co.jp/mailmagazine/)の過去記事を再編集したものとなります。

(執筆日:2022年5月9日)

 サウナ開業塾第一期生のサポート期間がもうすぐ終わります。事業収支計画添削のやりとりを終えた塾生の方から、「今回のサウナ塾の価格は本当に安すぎました!」とのお声をいただきました。

そういっていただけるのは大変ありがたいことです。

今回のサウナ開業塾には、これからサウナでの起業を志す若い人たちがたくさん参加してくれました。

温浴施設というマイナーなビジネスの開業ノウハウは、ネットにも図書館にもあまり情報がありません。それを本気で学びたいという方がこんなにも多くいらっしゃるということは嬉しい驚きでした。

私の金銭感覚からすると、個人にとって78,000円という受講料は、決して小さい金額ではないと思っていました。

しかし、サウナ事業に本気で取り組みたいと思っている人にとっては、自分で調べたり試行錯誤して情報を得る時間と苦労を考えれば安く感じていただけたということのようです。

これは温浴施設の料金設定も同じで、その価格が高いか安いかは、絶対額そのもので決まるのではなく、買い手が何を求めているのか次第なのだと再確認しました。買い手のニーズを上回る価値を提供できれば、「安い」という評価につながるのです。


それにしても、事業収支計画の添削は大変な仕事でした。塾生の皆さんの立地条件、投資額、出店プランは千差万別。それぞれの計画の数値ひとつひとつを確かめながら、どうやったら事業成功の確立を高められるのかを短期間に大量に考えるという作業は、私にとっても初めての経験でした。

次々に送られてくる事業計画がどんどん溜まる一方で、ようやく添削が全部終わったのはGW最終日の深夜でした。

丸ごとGWが消えてしまったのですが、この仕事から私自身もすごい経験と気づきを得ることができました。

いま日本でどんな人がどんな場所でサウナ開業を考えているのか、それはそれぞれどんな事業内容なのか、どこでつまづいているのか…それらが一気に把握できたのです。明日からスタートする第2期サウナ開業塾は、もっと上手にサポートできるだろうと思います。

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