カテゴライズができない人格、能力、業務、について

HSPである。(多分)
それも厄介なことに、HSS型のHSPである。(多分)

いわゆる、「ブレーキとアクセルを同時に踏んでいるタイプ」というやつで、初対面の人とでもニコニコ笑って話せるし、20代で海外20カ国以上行ってしまうほど行動力が半端ないので、人からは「バイタリティがある」「積極的」「明るい」と捉えられがち。

だけど、職場の先輩など、深く付き合っていかねばならないとなったら「今日はせっかく話しかけてもらったのに上手く返せなかった」とか「ちょっと微妙な表情をされてしまった気がする」とか「同僚の〇〇さんがムードメーカーだから、自分は比較されてるのかな」とか、考えすぎてめちゃくちゃ疲れる。

そうなると距離を置きたくなったりする。

また、色々行動する割に満足感や達成感は一時的なもので、ハマっていたことに急激に熱が冷めてしまったりもする。その証拠に、もはや海外への興味はほとんどなく、必死で勉強してきた英語も、中途半端ではあるけど、もはや億劫でしかない。

そのような二面性が「キャラをカテゴライズしたい」「極力、シンプルに人格を捉えたい」と思うであろうマネジメント層にとっては、非常に「めんどくさい」「意味不明」な存在であることに、本当に悩まされてきた。

就職活動においても、「情熱的なタイプ」なのか「冷静なタイプ」なのか、「マルチタスクが得意」なのか「一点集中型」なのか、どうも上手く表現できる言葉が見当たらない。

「中庸」という言葉が好きで、偏らないことに活路を見出そうとしているが、なかなか今の世の中難しいものがある。

だけど、HSPが長けている能力として、「業務改善が得意」というものがあると、今日メンタリストDaigo氏がYoutubeで語っているのを聞いて、はたと気づいたことがある。

営業職をやってみたが向いているような気がしなかった。
ずっと電話をかけ続ける、足繁く通う、成約まで粘り強く追いかける、嫌なことがあったらパーっと飲みに行く、そのアグレッシブさが自分にはどうも理解できない。

けれど、営業職の端くれとして細々とやってきて、先輩から「どの業務を減らせばこの業務を差し込める?」「今のオペレーションのどこを変えれば、これが実現できる?」と聞かれたときはいつも頭が冴えわたる。

自分から「ここを変えたい」ということはないけれど、「どう変えれば良い?」と投げかけられれば、不思議と上手く業務内容の棚卸しからの整理ができるのだ。

これまたうまくカテゴライズできない特技。

果たして、この能力を役立てられる職場が見つかるのだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?