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イルカの進化がおもしろい

私がイルカを好きな理由は、イルカ誕生の経緯がおもしろいからです。

ざっくりした生物の進化の歴史を
いらすとやさんのイラストで説明

海でアメーバのような最初の生命が生まれる
生命が徐々に形を変えおさかなになる
おさかなの一部は陸に適応する
陸に上がったおさかなたちは徐々に両生類になる
両生類の一部はネズミのような哺乳類になる
ネズミから徐々にオオカミのような姿になった
パキケタスは海での生活に適応する
完全に海に適応したパキケタスは徐々にイルカになる


うわ…
おもしろすぎる〜!!!

オオカミみたいな姿のパキケタスがイルカになるっていうのがまずミラクルだし

せっかく陸に適応して両生類・哺乳類になったのに、また海に戻っていくっていう二度手間?がまさかの展開ですよね…。
それならずっと海にいれば良かったじゃん!と思うけど

サメ

ずっと海にいたのがサメなんですね。
サメも身体の形がイルカに似ています。
ずっと海にいたサメと二度手間していたイルカの形が似ているのは収斂進化という言葉で説明できます。
海で生活するのに一番良いフォルムは結局現在のサメやイルカのような形なので、進化を続けて一番良いフォルムを追求していった結果、両者どちらも同じような形に落ち着いたというわけです。

イルカが海に戻ったのは恐竜が絶滅した後。
恐竜時代にはモササウルスなど強敵が海を支配していました。そういう敵がいなくなったから暮らしやすくなったと見て海に戻っていったのかも。臨機応変でたくましいですね。

イルカは初期の段階で陸に上がったのに、また海に戻っていくという一見矛盾した進化をしています。でもそれは進化の方向性に正解も間違いも無いってことを教えてくれているような気がします。
ずっと海で頑張ってきたサメはサメで良いし、紆余曲折の末に海で暮らすイルカはイルカで良い。
どんな方向に進んでもいいんだよと言われているみたいで、勇気づけられます。

(終)


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