【イキイキと輝ける未来の為に】

桜の季節に地上げ

桜が咲き、新年度に突入しました。
気温も程よく街中へ出かけるにも、良い季節になりました。
という事で久しぶりに街をぶらぶらついた。
県を跨ぐように何か所か場所を移動しました。ふとある事に気付きました。
この時期は統一地方選挙の時期なんですね。場所を移動した先々の駅前で「高橋〇〇」「高橋〇〇」（仮名）「・・議員に立候補しました高橋〇〇」と騒音テロに遭遇した。
駅前のロータリーで時間調整のため腰かけていたら、地上げにでも遭うかの如く目の前で立会演説会が始まった。
そう今までは心地よい空間でスマホを見ていたのに、そこから立ち退きを迫られている様な感覚に陥る。（組事務所らしき）組織名が刻まれたのぼりが目の前に置かれ、（構成員らしき）数名の人物が眼光鋭くこちらをロックオンしてくる。相手のはらわたをえぐり取らんとばかりに、何か手に持って近づいてくる。とその瞬間手のひらに薄い感触が・・・。ビラを手渡されてしまった。

それでも立ち退かない

こちらが先に居たので、わざわざ立ち退くのも何だな～って感じなので居座る事にした。何といってもこちらにはスマホと言う便利なモノがある。
目の前の嫌がらせには決して屈しない。

そう信じていたけども。

もの凄くベスポジに陣取ったらしくとても五月蠅い。
スマホなんてやってられない。あと数分滞在できれば良いだけなので、こちらも意地でも立ち退かない。

耳に入ってくる

聞く気は更々ないのだけど、スマホを諦めてしまったので話している内容が入ってきてしまう。
ぼんやり聞いてみる。
「女性が活躍できて誇らしい行政にします」
「○○市の将来を担う子供の支援を徹底的に行います」
「医療福祉の拡充と充実を目指します」
何一つ具体的なこと、スケジュール感ゼロ
ざっくりとぼんやりした事しか言ってない。
よくいる候補者。特に問題意識を持って何かやりたいって思いが伝わらない。耳障りの良い抽象的な表現で良い事を言ってるように見せているだけ。

それでも

「皆様の1票を・・・」
「・・・イキイキと輝ける未来の為に」
あなたの選挙区の有権者じゃないけど・・・

天気が良かったせいか
『そうだな自分の未来が良くなる様に頑張っていこう』
と何故か立ち去る時にふと再認識した街歩きでした。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

クリエーターさんへ

今回の挿絵はmarutomo20さんのイラストを使用させて頂きました。
ありがとうございます。