アルコール依存症の怖さ②

さて、父親のアルコール依存症の日々の続きとなります。

前回は、母が妊娠し弟が生まれたよ、って所まで書きました。

母は無事に出産を終えました。
そして、退院の日を迎え、
車で母と父と弟と私で車に乗り帰ることに。

ここでトラブルが起こります。
病院までは父親が運転して母たちを迎えに行きました。
ですが、病院からの帰りは
出産したばかりはずの母が運転していました。
この途中でいったい何があったと思いますか?

“アルコールの離脱症状”です。

その日父親は病院に迎えに行くために
酒を飲んでいませんでした。
ですが、時間が経ち、離脱症状が出始めました。

酒を飲みたいという欲求と、幻覚のようなものがあったようです。

私は後部座席で、チャイルドシートに乗った弟の隣に座っていました。
外は暗くなってきていました。
急に助手席に乗っていた父が後ろを見たあと、
ドアを開けて車を降りようとしたのです。

運転中ですよ?車は道路を走っていました。
母は慌てて車を停めました。
幸い田舎なので後続の車両はいませんでした。

私も小1くらいの頃の記憶なので、
その時は父が幻覚を見ているとは分かりませんでしたが、子供ながらに父はどうしたんだろうと不安を感じました。
その事があった後、帰りの車内で父が助手席で酒を飲んでいた姿をよく覚えています。

お母さんは病院から帰ってきたばかりなのに運転して大丈夫なのかと子供ながらに心配した思い出がありますよ…。

アルコール依存症について、
酒を飲まなければ暴れたりせず症状も軽いんじゃない?
という認識は間違っています。

私は医者では無いので詳しくはありません。
しかし、
離脱症状は、
時には身体拘束が必要な程にもなります。
それを娘として、家族として実際に目にしてきました。

アルコール依存症の父親は2人目の子供が生まれてどうなっていくのか…

まだまだ先は長いです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

次回も、宜しければ読んでみてください。


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