見出し画像

【哲学】入門編

皆さん、哲学を学びましょう!

と言われても全くピンと来ない人向けに、
端的に「哲学とは何か」を説明したいと思います!

哲学とは何か。

ずばり、哲学とは「真理の追究」の学問です。
もっと分かりやすく言うと、
「分からないものを分かろうとすること」です。

ちょっと曖昧なので、この「真理」を分解します。

哲学は大きく分けて3つ
① 個人の真理
② 社会の真理
③ 神様の真理
これらを簡単に説明していきましょう。

① 個人の真理
この世に絶対的なものはあるんでしょうか。
人がいる、地球がある、宇宙がある、
実際の物質があることは絶対的なものじゃないか。
けど、それを考えてるのは人間の頭であって、
今見ているのは夢かもしれません。

地球があるわけではなく、頭で地球を考えてるだけかもしれません。
物質が先か、考えが先か。
鶏と卵みたいなものです。

それを説いたのがプロタゴラスです
「人間は万物の尺度である」
世の中の全てのことは、人間が考えてるから存在するという話です。
物質が先ではなく、考えがあるから物質が存在していると説きます。


また別の話になりますが、
「人間が考えてるとは何か?」を説いた人がいます。
ソクラテスの「無知の知」は有名ですよね。
知っていることを知っていると言うだけではなく、
知らないことを知らないと認識することが、
本来の知っていることを証明します。

人は何でも知っているのではなく、何も知らないのです。


② 社会の真理
人間は共同生活で成り立っています。
家族ができて、
地域ができて、
国家ができます。

そうすると、自分一人ではなく、共通の考えが必要となってきます。
社会を形成するために、お金ができ、国家ができ、法律ができます。
国家形成を説いたのがアリストテレスです。
国は3つの形態があると説きました。
1,君主制(一人の王様が全部決める)
2,貴族制(数名の特権階級が決める)
3,民主制(みんなで決める)
それぞれデメリットがあります。
1→王様が好き放題やって腐敗する
2→権力争いが起きて腐敗する
3→みんなが無関心になり腐敗する

今の国も、社会主義国、民主主義国、独裁政治
いろいろあります。
この3つのいいところを取って政治がおこなわれています。


③ 神様の真理
日本ではなじみがないですが、世界の皆さんは神様を信じています。
なぜ神様が生み出されたのでしょう。
ずばり、国家を統治するためです。

人はみな弱い生き物です。
何かにすがって生きる方が、一人で生きるよりもよっぽど楽です。
その人の真理を利用して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの宗教画生み出されました。
日本でも仏教や神道があり、立派な宗教国家ともいわれます。

キリスト教の教えとは何でしょう?
これは私の勝手な解釈なので、詳しく知りたい人は調べてください。
「人は生まれながらにして罪びとである。
神を信じれば、罪を償い、天国に行ける。
神を信じるための教えがいくつかある。」

これに異論を唱えたのがニーチェです。
有名な言葉は「神は死んだ」です。
神を信じさせるのは、人間の弱い心に付け込んで、依存させているだけ。
神ではなく、自分を信じるべきと説きます。


哲学をまとめますと、
「人間は弱い生き物であり、真理にすがりたい。
しかし真理とは絶対的なものではないので、
自分自身を信じていこう。」
と個人的には思っています。

もし興味があればこちらをどうぞ。

史上最強の哲学入門 (河出文庫) | 飲茶 |本 | 通販 | Amazon

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?