20.機能性ディスペプシアと砂糖

機能性ディスペプシア(FD)の時、砂糖の入ったもので胃痛が起きやすいことに気づきました。

塩は平気なのに不思議だと思いました。歯の知覚過敏も、甘いものがしみやすいでしょう?「浸透圧のせい」などと説明されることがあるけど、それなら塩だってしみるはず。きっとここにもまだ解明されていないことがあるのだと思います。

なぜ砂糖で痛みを感じやすいのかわからず、「砂糖アレルギーなんてものがあるのだろうか?」などと思ったけど、そんな病気の情報は見つかりませんでした。FDが改善するにつれ、砂糖の入ったものを食べても痛まなくなったので、治らないアレルギーのようなものではなく、やはり神経が過敏になってしまっていたせいなのかなと思います。

《砂糖で胃痛がする時の対処法》
・自炊する時は、塩や醤油だけで味つけする。(具合が悪い時はシンプルなものの方がおいしく感じるので、かえってそれでよかったくらいでした。)
・市販のものは、砂糖を使っていないものや、「糖質0」のものを選ぶ。ただし、人工甘味料など砂糖以外の良くないものを摂ってしまうのも良くないので、できるだけ利用する回数を少なくしたり、添加物の少ないものを選ぶ。
バゲットなどのフランスパンの類は基本的に砂糖を使わないので(アレンジしてあるものは使われていることもあります)刺激が少なくて済みました。
はちみつ、メープルシロップ、果物の甘さは平気でした。なので、ごはんがまともに食べられなくてエネルギー補給できない時は、果汁100%のジュースなどを足しにしていました。
・胃の知覚過敏による痛みには、ストロカインなどの西洋薬が処方されることがあると思いますが、私には効きませんでした。漢方薬の安中散に変えたら効いたので、1つの薬で効かない場合は他も試してみると良いと思います。

私がFDを治した経緯は以下のnoteに記載してあります。

FDの知覚過敏が解消すれば、砂糖の入ったものを食べても胃痛は起こらなくなりました。しかし、それでも砂糖を減らした生活を維持した方が良いのではないかと思います。

砂糖と言えば通常、精製してある白砂糖が使われていることがほとんどですが、これは体内で代謝する際、ビタミンやミネラルを消費してしまうと言われていますよね。私は科学者じゃないので、それが本当なのかはわからないのですが、もしそうだとすると、砂糖を多く摂ることが栄養バランスを崩し、ひいては体調を崩すことにつながってしまうのではないかと思うからです。

と言うのも、以前の私がそういった食生活を送っていたからです。
甘いものが好きで、それらを食べたい(でも太りたくない)がために、「野菜とおかずは食べるけど、白いごはんやパンはあまり食べずに、お菓子やデザートを食べる」という生活を長年送ってしまっていたのです。カロリーだけ考えればそれで体重は維持できます。しかし、栄養素の内訳が悪くなっていたのだと思います。これがFDを招いた遠因になっているかもしれない。

ゼリーやプリンのようなやわらかいものしか食べられないという状態の時はやむを得ないと思います。何も食べずに体を弱らせてしまうより、食べられるものを食べた方が良いですよね。しかし、食べられるようになってきたら、できるだけ自然な形の食材で栄養を摂って、一度治った体が逆戻りしてしまうことのないようにした方が良いのではないかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?