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宇宙を感じる事が怖くてたまらない

こんにちは、きゃわです。

これまたタイトルで出オチなんですが、
私は宇宙を感じる事が怖くて仕方ないのです。

ごめんなさい、ちょっと何言ってるかわかんないですよね?
多分サンドウィッチマンじゃなくてもそう言われると思います。
口頭で話してもなかなか伝わらない話を、私の拙い文章で伝えようとしてるんだから、尚の事難しいだろうな…とは思いますが、ちょっと頑張ってみようと思います。
お時間のある方はお付き合いください。


世の中には、自分がどれだけ考えても仕方ない・答えが出ないことがいっぱいあります。
私はそれを宇宙に対して強く思うのです。

私の住む東京の先には日本があり、地球があり、太陽系がある。
太陽系の先に更に銀河があり、それ以外にも他の銀河がある。
他の銀河に何があるのか、更にその先があるのか判らない。
果てが見えない、判り得ない、考えようがない。


超怖い!!


ごめんなさい、やっぱり伝わらないですよね。


冬の夜空は空気が澄んで、空が高く見えるじゃないですか。
満月の日なんかで、月の周りの雲がスコーンと抜けて、雲と月との間に空間があるように見える日。

もうそんな空見ちゃったら怖くて仕方ないんです。
その先の世界を想像してしまって、なんだかゾワゾワするんです。
考えても仕方ないのに、自分が取り込まれてしまう様な感覚があってどうしようもないんです。

同じ理由で夜の海が怖いです。
”トポン…” って消えてしまいそうで、怖いんです。
波打ち際で足もとがすくわれる時の不安な気持ち、あれに近い感覚だと思います。


昔高校生の頃、テニススクールのフロントでバイトをしてまして、その一環で夏季合宿があったんです。
私はフロントスタッフなので、テニスは出来ません。
完全にお茶くみ(お酒の相手要員)として、その合宿に参加して(させられて)いました。

合宿場所は群馬県の猿ヶ京温泉でした。
お酒の席もだいぶ落ち着いてきた頃、コーチたちに誘われて外に出ると、そこは見たこともない満点の星空

東京から見上げる夜空は黒色に見えるのに、猿ヶ京で見上げた夜空は青く、一面に星が輝いていました。
生まれて初めて見た満天の星空。
「うわぁー…キレイ…」
以上の言葉は出ず、その場にいた全員で黙って星空を見上げていました。

時間にして5分も見ていなかったと思いますが、急に
「怖い…」
と思ってしまったんです。
満天の星空故に、視界のどこにも境界線がありません。
視界に飛び込むすべての世界が星空。

この時初めて”取り込まれそうで怖い”と思いました。

星空を眺めながらお酒を飲むコーチたちに一言声を掛け、私は一人で先に部屋に戻りました。
部屋に戻り、他の参加者に「星空が怖い」と話しましたが、何だそれと一蹴されてしまいました。
伝わんないんだなー…。あんなに怖いのに。


今の所、私は猿ヶ京で見た以上の星空を見ていません。
あの時の思い出は、おそらく今となっては誇張された思い出になっているんだと思います。
記憶の中のあの星々は、本当に手を伸ばしたら届きそうな程、近くに感じました。


これまでに何人かに『宇宙を感じるのが怖い』と話しましたが、理解してもらえたのは半分くらいでしょうか。
夜の海に取り込まれそうで怖い。
というのは割と共感してもらえるのですが、同じノリで宇宙の話をすると、「あー…なんとなく」といったリアクションをされるのです。

うん、判ってる。
自分でも意味わかんないよなぁって思うもん。
でもどっちも怖いんだよ。暗闇過ぎて怖いんだよ。

共感してもらえる人は少ないと思いますが、私は宇宙の先を考えるのが怖くてたまらないのです。

※ゼロ・グラビティとかCMだけで超絶怖かったです。
 もちろん見てない。見れない。



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