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自己啓発系陽キャ男子にイライラした話【後編】

こんにちは、きゃわです。
まさか引っ張ることになるとは思っていませんでしたが、前回の続きを書いていこうと思います。
因みに前半パートはこちらから ↓↓↓


頭の中で暮らしておられるIKKOさんが不愉快~!!
と指を振る中帰宅した私は、すぐさま友人に電話を掛け、事細かに話しました。
ピッピか。もうポケモンはいいや。

こうやってすぐ誰かに話して共有するあたり、嫌な女子っぽいですね。
嫌な女子なんですけど。

友人はサプライズゲストのくだりをとても気に入ったそうで、電話の向こうでも腹抱えて笑ってるんだなと伝わるほど爆笑してくれました。
ありがとう友人。
君がそうやって笑ってくれれば、いくらか昇華出来るってもんよ。
カッっとなって日曜日に恋活パーティの予約をしました。
全然昇華出来てないじゃんね。


さぁ私の中の陽キャさんの印象はゴリゴリ下がっておりますが、翌日に約束が控えています。
1/4拍待つことなく、早くもバカを見た感じですね。
そこは仕方ありません。
約束は約束ですし、イベントには女性も含め他の参加者さんが居ると聞いています。

陽キャさんには期待せず、とりあえず行こう。



翌土曜日、待ち合わせは18:20に渋谷QFRONTです。
「スクランブル交差点の前のTSUTAYA判ります?」
って聞かれて『QFRONTですよね』って返したら、
「2Fにスタバがあるとこですよー!」
って言われたのちょっとムカついた☆
それや、それがQFRONTや。


あれれ、ちょっとお腹調子悪いかも?なんて思いましたがまぁ、夜までにはなんとかなるでしょう。
いや、結果的にはならなかったんですけど。

雨降る予報でしたし、鞄には折り畳み傘を入れて準備。
そこそこゆとりをもってみても、45分前に家を出れば余裕です。
電車に乗ったものの、やっぱり調子のよくなさそうな私のお腹。
コートの下に手を入れ、手のひらで直接お腹を温めます。
よかった、これならなんとかなりそう。

久々に降り立つ渋谷。

相変わらず若者の街。
小雨降る中、寒くない??って格好した若くてかわいい子たちに交じってスクランブル交差点で信号が変わるのを待ちます。
渡ればそこはもうQFRONT。
待ち合わせ時間5分前、標準的な待ち合わせです。

周囲を見渡すも、陽キャさんの姿は見えません。
仕方ない、ここはQFRONT前でスクランブル交差点。
人が多いですから、見つからないんでしょう。

『着きましたー』
とLINEを送り、タワレコ前の屋根の下へ避難します。
周りでは色んな若者が次々に合流していきます。
雨脚がちょっと強くなり、屋根に避難してくる人も増えてきます。
この時時刻は18:20、待ち合わせ時間です。


すると私の携帯にLINEが。
着信、御礼!とは行きませんが、ここへきてようやく連絡が来ました。
陽キャさんです。
画面に表示されたメッセージは、驚きの内容でした。


「今日Switchを持ってくる予定だった奴が外禁になり、今回収に向かってますので、着くのは19:20になります」


はい??
今から1時間遅刻されるんですか??
え、今から??
その人といつ連絡を取ったのかわかりませんが、少なくとも待ち合わせ時間より先にその事実判ってましたよね??
何故待ち合わせ時間になって送ってくる??

シンプルに意味が分かりませんでした。


しかしその日はゲーム会。
メインはSwitchになるという話は聞いていましたし、陽キャさんが持ってるのはLiteなので、繋いで遊ぶことが出来ません。
だからどうしても据え置きできるSwitchが必要なことは判るのですが、それにしても納得は出来ない。

しかし渋谷まで出てきてしまっているし、手伝うと約束している以上、とりあえず待つことにしました。
近くのディスニーストアにでも行こうかと思いましたが、雨の中折り畳みを出すのは面倒でしたので、そのままタワレコ前で立っていました。

40分程経過したとき、陽キャさんから回収報告と共にこれから渋谷へ向かう連絡が来ます。
ご丁寧に乗り換え検索画面のスクショ付きのメッセージに表示されているスタートの駅は、陽キャさんのお住まいから歩いても20分程の距離の駅。

ねぇ、絶対もっと早く判ってたよね??


寒い中立っていたせいもあり、調子よくないお腹がより痛くなってきました。
なんでこんな調子よくない中、渋谷で1人立ってるんだろう??
なんでムカつく奴待ってなきゃいけないんだろう??
私なにやってるんだろう??

色んな考えがグルグル回っています。

返信として陽キャさんには
・冷えたせいか調子が良くない
・出来るだけ早くお店に入りたい
この2点を伝えました。
精一杯言葉を選んで送ったつもりです。

陽キャさんの返信は
「お店はすぐに入れるので大丈夫ですよ😄」
でした。

そういう事じゃねぇ。


思わず声に出てしまい、隣にいた外国の方に不思議な顔をされました。

追加でさらに送られてきたLINEには、
「もしよければ先にお店に行きますか?😯」と。

もう何も言えないと思いました。
何故ここまで待たせておいてそんな無責任な事が言えるのだろう??
ってか誰一人知らないって言ってる場所ですよ?
突入出来るならお前待たずに行ってるわ!!


あまりにイライラした私は
『ここまで待ったので待ちます。
ですがこれ以上掛かるなら帰ります』
と返信しました。
個人的には怒りをビンビンに感じさせるLINEです。
既にどんだけ待ってると思ってんだよ!!
という意思を込めて送りました。

しかし私の思いは届かず、陽キャさんからは
「もう着くので大丈夫ですよ😊」の返答。
はいはい玉砕。


この瞬間、陽キャさんとはグッバイフォーエバーを決めました。
きっと悪気はないんでしょうけど、人の時間をなんだと思ってるんだ…と思ってしまったので、そんな相手にこれ以上時間は割けないと思ったんです。

それから20分後、待ち合わせ時間から1時間20分後、私の前に現れた陽キャさんは、私を見つけるなり
「じゃあ行きましょうか!」
と声を掛けてきました。


お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ここまでのLINEのやり取りで、陽キャさんからは一言の謝罪もありません。
あるのは満載の絵文字だけです。
(陽キャさんのLINEはいつでも絵文字にあふれている)

それどころか、面と向かっても謝罪は無し。
ゲーム会の時間を気にしている様で、速足で店に向かいます。
もう本気で信じられないと思いました。
どこまで常識がないんだろうと。

もう一度言うけど、まじで他人の時間をなんだと思ってるんだと腹が立ちました。
何とも思ってないのか?
遅れたら普通謝るよね??
え、何。申し訳ない気持ちは生憎と持ち合わせていないタイプの方ですか?そうですか。

まじで途中退席止むなし!!!
と思いながら店に着き、主催(陽キャさんの憧れとはまた別な人らしい)から受付をと言われます。

「はい、じゃあ3,000円になります。
5,000円?お釣りいらない?
うそうそ☆ はい、2,000円のお返しねー」

40代と思われるそのおじさんの初対面ジョークも、今の私には煩わしくて仕方ない。
ってかやっぱりお金取るのね。
なら先に教えてくれよ陽キャさんよぅ…。
本当、常識は自分の中にしかない人なんだな…と思ってしまいました。


イベント自体は初参加・初対面同士も多く、また女性の方が人数居た感じだったこともあり、比較的楽しく過ごせました。
本当よかった。
3,000円捨てるのか…ってちょっと怖かった。

なお、イベント中私は陽キャさんとはほぼ一言も口を聞いていません。
何席か使えたので、常に視覚に入らない位置に居るようにしてました。 

スーパーどうでもいい事なんですが、陽キャさんは話すときにクセがあるらしく、必ず話初めに
”うんうんうんうん、そうそうそうそう”と言ってから話すのです。
毎回同じ話初めなんです。枕詞か口上か。


これが一度気になるともう気になって仕方ないんですよ!
授業中だったら絶対正の字つけて数えてた。

なので自分の席の後ろから”うんうんうんうん、そうそうそうそう”と聞こえるたびに嫌悪感が出てしまい、私は席を離れる事を徹底していたのです。


その後初対面同士で話している時に年齢の話になり、無論最年長の私は具体的な年齢をはぐらかしておりました。
だって23歳新卒 社会人1年目です☆とか、
ちょっと慣れてきた26歳女子です✨とかに囲まれる中で言えないよ。
『皆さんよりだいぶ上です。ヤバイくらい』
とだけ答えていたのですが、帰る前に陽キャさんが
「きゃわさんも年女ですよねー!」
と盛大にバラしてくださいました。

まじありがてぇなあー!!
お前本当、そういうところやぞ!!!
他人の気持ちどこまで判んねぇんだコノヤロウ!!


たまたま隣駅に住んでるお姉さん(若い)と一緒に帰る流れになったので、山手線の中で陽キャさんとのあり得ないエピソードをお話しました。
お姉さん引いてたよね。
ごめんなさいね。耐えられなかったの。


この日は元々夜中に我が家への来客予定があったので、その人にも顛末を全て聞いていただきました。
めっちゃ笑ってたけど。
きゃわいつも変な人に巻き込まれるよねって言われた。
そうね、トルネコ(まじで)とかね。


因みに余談ですが、サプライズゲストは知らん間に来てたっぽいです。
陽キャさん曰く
「女性の欲しがる地位や経験を全て手にされているかたです!!」
って言われてたけど、実際はマリオカートが下手な普通の女性だったよ。
実際の年齢よりは高く見えそうだったけど。

もっと盛大な登場を期待してしまっってたから、完全に肩透かしでした。
それこそ”冬がはじまるよ”くらい流して欲しかった。


山手線に乗り込もうとしたその時、陽キャさんからLINEが来ましたが、開いてません。
アイコンには①が付きっぱなしです。
でも今の所開く気はありません。
グッバイフォーエバー。



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