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Nikon Nikomat ELの分解
ニコンニコマートELはニコン初の電子制御シャッターのカメラです。
非Aiレンズ時代のカメラで、ノンAiレンズでAE撮影ができてしまいます。
参照: ニコンレンズの仕入と判別法
マウントから突き出た棒にレンズの爪を引っかけて絞りを回す、通称ニコンのガチャガチャという儀式が必要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1646214047404-wz1yJyd7kn.jpg?width=800)
スクリーン清掃
フォーカシングスクリーンは、Nikon FMとかFEのようにワンタッチでは外れませんが、少し分解してやるとミラー室側から清掃可能です。
やること単純なのですが、よく難しいと言われます。とくにスクリーンを引っかいてしますと修復不能なので注意して下さい。
ミラー上にあるネジを抜き、金具を下に引いて外します。
![](https://assets.st-note.com/img/1705221346742-no95IAHDAn.jpg?width=800)
スクリーンを押さえている四角い枠を下ろしてから、中にある板バネを取り出します。
*板バネの向きとかはまっている位置を良く見といた方がよいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1705221564839-nLiMXw3KyE.jpg?width=800)
スクリーンを下に落とします。
![](https://assets.st-note.com/img/1705222115331-Grp6Cx4Ro3.jpg?width=800)
各パーツ上側が奥で揃えてあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1705222338651-bHHt3JH2Jr.jpg?width=800)
組み戻しのコツ
スクリーンが上手く入らず斜めってしまうことがあります。
リターンミラーの方に一回乗せてから持ち上げるとうまい具合ではまってくれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1705222673715-RaRq5hmX81.jpg?width=800)
板バネを戻すのに苦労するかもしれません。
上手くはめられずに、スクリーンをガリガリ削ってしまわないように注意して下さい。
コツとしてはあんまり奥まで差し込んでしまうと、それを押さえている四角い枠を上げたときに挟んじゃっていい位置に戻りません。
トップカバーの分解
巻き上げレバー、巻き戻しクランク、シャッターダイヤルを外します。
![](https://assets.st-note.com/img/1646214076897-LTG4ktopzC.jpg?width=800)
巻き上げレバーのカバーをゴム板で回して外します。
![](https://assets.st-note.com/img/1646214360639-fmeaGnHy6U.jpg?width=800)
下の金具をペンチで回し外します。
![](https://assets.st-note.com/img/1646214384895-UIyn4L6qAI.jpg?width=800)
レバーがスプリングで繋がっていますが外します。
![](https://assets.st-note.com/img/1646215011973-R0vzQjtX52.jpg?width=800)
フィルム室を開けます。
ただクランクを上に引っ張っても外れません。
クランク周りにあるレバーを手前に引きながら上に引き上げます。
*画像の機体はクランクのノブが無くなってます。
![](https://assets.st-note.com/img/1646215110296-2litKZfZ0i.jpg?width=800)
フィルム室内の二股を固定しつつ巻き戻しクランクを外します。
![](https://assets.st-note.com/img/1646215380689-vYcI481wPd.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1646215436190-0jQa8JdyoU.jpg?width=800)
ASAダイヤル盤を外します。
![](https://assets.st-note.com/img/1646215454030-tayhoGVS0H.jpg?width=800)
リング、金具と外していきます。
これ以降プリズムまで外しましたが、ジャンク品だったので手荒です。
見てしてほしくないということで有料記事にしてあります。
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