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母としての娘のための産後ケア

水中出産で生まれた我が娘もまた水中出産でのお産だった。

あの、イギリス製の組み立て式の水中出産プールを使って和室でお産した。夜のお産だったので薄暗いほのかな明かりの中でのお産だった。(お産の話はまた別の機会に)

さて、娘のための私の産後ケアは、そんなに特別なことは無いかな~。

お産が終わって最初の1か月はひたすら3食ブラス1.2食おやつタイムも含めて食事を作って食べさせた。ひたすら、妊娠中から食材を集め食べさせた。

そして、赤ちゃんの布おしめを毎日洗濯して、娘の衣類を洗濯して・・・

掃除をして、お風呂を準備してと、日常と変わらないことの繰り返し。

な~んだ~、当たり前のことじゃない!

そうなんですよ、当たり前のことをしっかりやってあげる。(でも、食材や食事の組み合わせや栄養についてはかなり気を配ってしっかりと食べさせましたが~)

ただ、生まれてすぐ赤ちゃんを自分で受け取りそのまま赤ちゃんが自分で授乳するのを待ち、しっかりと母子接触をした後に、赤ちゃんに服を着せて自分も着替えてそのまま赤ちゃんを抱っこして自分の部屋で休む。そして、子どもの父親はお産の終わった後のプールを片づけたりと、いろいろ片づけ。そして彼は緊張と興奮のあまり親子の部屋で爆睡。私は最初の3日間だけ、夜中いつでも手伝えるようにスタンバイ。でも、夜中に手伝うこともなく気ままに母子は寝ては起きて食事や授乳の繰り返し。何日目かに、脚のマッサージを赤子のそばでしてあげた。(マッサージは赤ちゃんがいるところでしてあげるのが心配しなくてよい。)

沐浴も赤ちゃんと一緒の入浴もお風呂を準備だけすると全部自分で娘はやった。(私は、赤ちゃんの沐浴は大の得意!(ベビースィミングや海でのベビーワッツ、生まれて3日目の子どもからしていたしね。)たくさんの赤ちゃんを沐浴させたあげたけど、孫は一度も沐浴しなかった(笑))

一番いいのはやはりお母さんがすることだからね。

【ついでに、おまけ】

そうそう、ある時に気付いたこと。

水中出産の赤ちゃんや、本当に母子のリズムで生まれた子、その後しっかり母子接触した場合。沐浴は、誰がやっても赤ちゃんそんなにびくびくしないんです。これは、私のとっては当たり前のことだったので、気にも留めていなかったことなんです。ところが、産後入院のところや個人宅の産後ケアにお邪魔した時に沐浴をさせてもらうのですが、とても赤ちゃんに対して最大限の繊細さで沐浴をすることで赤ちゃんがやっと落ち着いてくることを見て、違いに驚きました。沐浴布も水中で生まれた子はいらないけど、ちょっと母子ともに大変だった自分たちのリズムではなく産後すぐの母子接触もしっかりとれなかった場合の赤ちゃんの時は、しっかりとマッサージして沐浴布にくるんであげてから徐々にリラックスしていってもらうのです。

ある個人のお宅で依頼を受けてベビーマッサージと沐浴をさせてもらったときのことです。私がそのお宅のの赤ちゃんの沐浴をさせてもらったとき、それを見ていたお母さんはの感激のあまり涙をながしたのです。そして『こんなに穏やかでリラックスして時として笑い時として眠っているようにさえ見えるほどリラックスしている姿を初めて見た。いつも生まれてからお風呂になると泣き喚いてお風呂が嫌いなんだとばかり思っていた。』と話してくれたのでした。

期せずして、自分が望んだ状態のお産ではなかった。あるいは、赤ちゃんもいろいろ耐えていた。というときに、この赤ちゃんの沐浴の仕方だけでも、赤ちゃんのこわばりや、お母さんのつらい思いが溶けることもあります。



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