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なぜ人は簡単に騙されるのか?

先日久しぶりに近所で飲んでいたら飲み仲間が投資詐欺に遭いそうになった話を聞いた。近年、投資詐欺に引っかかる人が増えているらしいけど、聞いているといくつかの共通理由がある。

まず、情報があふれ過ぎていて、どれが正しいかを見極めるのが難しいということ。ここ数年の投資ブームからネットやSNSを通じて投資に関する情報を簡単に手に入れられるようになったが、その中には偽情報や謎情報もたくさん含まれている。

あからさまなくらい分かりやすいのは、「今すぐ大金が稼げる」や「絶対にヒットする」などといった話は、トラップ以外の何ものでもない。

しかし、そんな側から見たら明らかに詐欺話しと思っても、聞き手の事情や心境によっては釣られてしまう。その要因は大きく分けて3つある。

1つ目は、自身の経済状況が不安定なときだ。この様な状況下に置かれた人は「早くお金を増やさなければ」と焦りやすくなる。そんなガタガタと震えている不安な心境につけ入り、詐欺師たちは救いの糸を垂らす様な誘いで人々をホイホイと引き込もうとする。

この時の藁をも縋る様な精神状態が、冷静な判断を鈍らせてしまい、まんまと蜘蛛の巣へと誘われ骨の髄まで吸われる事になる。

2つ目は、信頼している人からの勧めや、権威性のある有名人が宣伝していると、その安心感から受け入れてしまうという心理もある。

「あの有名な人が言っているなら大丈夫だろう」とか、「あの人なら信頼できる」などと考えがちだが、詐欺師たちはそういった信用を餌に釣ろうとしてくる。

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