緊急通報が出来ない聴覚障がい者を手助けするSiriショートカット

私たちが普段使っている携帯電話(スマートフォン)では音声通話を使い、緊急時は110番で直ぐさま通報する事が出来ます。

ただし、聴覚障がいをお持ちの方は通話をして緊急連絡をする事ができません。

そこでちょっと手助けをするSiriショートカットを作成しました。

電話以外の緊急連絡方法

110番電話以外の方法では次の通報方法が用意されています。

・メール110番
・Web110番
・FAX110番

これらの方法は各自治体によって異なります。

多くの自治体ではWeb110番を導入しており、メール110番は少数派です。

また、メール・Web・Faxは自治体によって違う為、電話の110の様に共通していません。

Web110番は使い物にならない

多くの自治体でWeb110番が導入されています。

次のスクリーンショットは埼玉県警のWebフォームです。

このフォームではGPS情報と一緒に通報出来る様になっています。

緊急時にそもそも自治体専用の通報フォームを探し、質問攻めとは流石お役所仕事といったイメージです。

これならメールの方が早い気がしますが、埼玉県警ではWeb110番以外の手法はFAXしかありません。

これは埼玉県警に限らず殆どの自治体が同じ様にWebとFAXしか受け付けていません。東京都では専用アプリもあるのですが、似た様な物です。

また、110番に限らず119も自治体によって対応が違います。
119に関しては登録制のシステムが多い様に感じます。

FAXで通報

メール110番はとても少数派、Web110番は緊急時に使い物にならない。

残された選択肢はFAXしかありません。

FAXであれば画像やPDFを添付して送信出来るサービスが多数あり、番号さえ登録しておけばインターネット経由で送る事が出来ます。

SiriショートカットでFAX作成

今回作成した物はFAXを作成するだけの物で、質問は1度だけで手軽にFAXを作成する事が出来る物です。

FAXの送信は別となり、別途用意してもらう必要があります。

Install

Shortcuts

使い方

ショートカットをインストール後エディタを開き上から2番目のアクションを変更して下さい。

これは通報時に必要になる補足情報です。

これで設定は完了です。

ショートカットを起動し、状況を選択する事でタイムスタンプ・GPS情報・状況・設定した補足情報を画像として保存します。

FAX送信サービスに登録し、画像を添付するとFAXとして送信する事が可能になります。