えっ?キャリアという言葉には闇がある?【現役人材コンサルタントが考察】

こんばんは。Aqshの塚田です。
普通、キャリアって聞くと仕事における経験の積み重ね、つまりこれまでの経歴ってイメージがありませんか?

しかし厚生労働省の定義では

・一般に経歴、経験、発展さらには、関連した職務の連鎖等と表現され、時間的時速生ないし継続性を持った概念

・「キャリア」は職業経験を通して、「職業能力」を蓄積していく過程の概念であるとも言える

と記述されています。
つまり、過去だけじゃなく現在・未来に渡って積み重ねていくものということなので、人材会社がキャリアプランとかキャリアアップという言葉を使ってアドバイスをしたりするのです。

でも、個人的にはキャリアという言葉には違和感があります。この違和感の原因を私なりに考えてみました。

(ここからはあくまで推察です)
キャリアという言葉を通じて全国のサラリーマンに「労働市場における価値を高め、転職により年収を上げる」ということを目指そうというメッセージを伝えることで、人材会社や各企業の裏の意図を叶えやすくしたのではないでしょうか。

つまり、日本国内では正社員はよほどのことがない限り雇用主側から解雇することができないので、職務能力のピークを過ぎたら転職を勧めやすくするために…ということをオブラートに何重も包んで表現したのがキャリアという言葉なのかなと。

ほんとに定年まで全員が働いたら、人材業界は恐らく現在のような市場規模になってません。
当然ですね。人材ビジネスの売上は人の流動性に依存していますので、「キャリアアップのためなら転職は当たり前」という文化を作ったのです。

信じるか信じないかはあなた次第、です。

#Aqsh

握手で、きっかけを。

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