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買ってよかったアイロンプレス機!!!!

アイロンプレス機!!!!


日本で見たことがなかったけど、サウジ生活で必須。
日本人でサウジに住んでる人には必要ないかもしれないと思うけど・・・


私はアバヤが大好きなのでアイロンでピシッとしたいのだ。


今日はサウジの衣服とアイロンの重要性について話そう。

サウジ人女性がほとんど着用しているアバヤ。
どんな風に着るかというと、普通の私服の上に薄手のコートのような感覚で羽織る。サウジではほとんどのタイプが前にスナップボタンがついていて開けられる。コートに近い感覚なので、大学構内はいいけど、クラスでは必ず脱がないといけない。

かつては強制的にどの国籍の女性もアバヤ必須、スカーフ(現地の言葉ではタルハ、一般のアラビア語でヒジャーブのこと)は時代によって必須だった。
今は自由。アバヤは外国人が着る必要はないし、サウジ人女性も独立した考えの女性の中では着用しないことを選ぶ人も一部いる。

アバヤは素材にもよるけど多少シワが入っても目立たない。特に黒いポリエステルのアバヤならそんなに目立たないと思う。
私は綿のアバヤばかりだしカラフルなアバヤが多いからめちゃめちゃシワが目立つ。

私はアバヤが好きだ。
アバヤを持っている枚数はもはや50着を超えている。




来た時のレート換算で1,000円から1,500、高くても3,000円くらいで発掘した可愛いアバヤたち。もちろん激しい値下げ交渉の末の価格。


これを洗濯したあとにクリーニング屋さんに持っていくと1着2リヤル、つまり80円くらいでやってくれる。管理人ことうちのお父さんが値下げ交渉してくれたからだ。預けて半日で帰ってくる。


でも直前になって着たい時や綺麗だと思ってたらシワが寄ってしまった時にこの購入したプレス機が役に立つのだ!!!!
または浴衣や自分のシャツなどにアイロンかけたい時には自分でプレスしても1分から3分くらいで1着完成する。

値段はおよそ6万円だったけど、誕生日に女性の友人からもらった4万円分の家電のカードがあった。これと臨時のオンラインのアルバイトでもらったお金を足した。
クリーニング屋さんになった気分で楽しい。

買ってよかった。
安いアバヤでもピシッっとアイロンがかかっているアバヤを着ると、
美しくなった気分。そしてちょっとリッチな気分が味わえる。
きちんとした人に見える。



男性の白い衣装のことはサウジではトーブと呼ぶ。ガンドゥーラやディシュダーシャじゃないよ。それは多分UAEの呼び方ね。



トーブを着てる男性

私の住むジェッダではサウジの中で例外的にあまりトーブをきない男性が多い。ジェッダを含むヒジャーズ地方は今も昔も仕事やメッカへの巡礼のために訪れたり、そのまま住みついたりする様々なルーツを持つイスラム教との住む街だから。
エジプト、シリアなどサウジ以外のアラブ諸国にルーツを持つ人はもちろんだけどトルコ、ロシア、中央アジア、南アジア、東南アジア、中国、東アフリカ(エチオピア、エリトリア、ソマリア)などにルーツを持つ人達やその人たち同士のミックス、またはサウジ人とのミックスなどがいるため。

アラブ人同士がネット上でサッカーなどの下らない喧嘩する時にイラク人がサウジ人に「このエチオピア人が!」みたいなことを言うくらい肌の色の濃いサウジ人も多い。地理的に近いので大昔から一部の人々は混血していると思われる。
アラブ人の集団としての面白さはイエメンがアラブ人の発祥とされている説が有力だが、
(理由はほぼ多くのアラブ人のルーツがアドナーンとガハターン属に由来するがその部族がイエメン由来だから)
それぞれの地域で独特なミックスがあるように思う。アッシリアとかギリシアとかオスマンとかヨーロッパとかその地域の辿った歴史によってね。だから見慣れてくるとある程度国や地域ごとに顔立ちに少し固有の特徴が見られる。


ジェッダやメッカを中心としたヒジャーズ地方ではそういった他のアラブ諸国で見られるその特徴が見られにくいということ。多数の人種のミックスだから。
私もたまーにサウジ人と間違えられる。
それはヒジャーズ地方では私のような純日本人らしい日本の平均的な顔立ちでもサウジ人の可能性があるからだ。


ちなみに言われる国籍ダントツ1位はフィリピン人かインドネシア人(サウジ人が東と東南アジア人の見分けがつかない)、2位韓国人(韓流ドラマの影響)、3位アフガン人(住んでいる人口が多い。1/10を占めるハザラ人は薄い顔立ち)、4位日本・中国、5位サウジ人


話を戻すとジェッダの人はTシャツ等の私服で過ごす人が多い。それでも役所などの公的機関へいくとき、または日本で言うホワイトカラーの仕事の職場ではほぼ大半が着用することになっている。

ちなみにジェッダの外れの方にいくと普段からトーブ着用している人の割合が増える。ジェッダの外れの方にもベドウィンにルーツを持つ人たちが住んでいるから。


もちろんジェッダ以外の人の多くは私服でもトーブを着る人が多いと思う。

友人のお父さんは旅行にアイロンを持ってきていたし、男性の友人たちも週末はトーブとシマーグ(頭にかぶっている布)を持ってクリーニング屋に持っていくのを見た。
シマーグも正装で行かなければいけない時には必ず着用している。仕事が終わって友人と会う時には外したりキャップをかぶったり人が多いみたいだけど。

シマーグもトーブもパリッとしていないと格好悪い。
日本のサラリーマンのワイシャツと一緒だね。だらしなく思われちゃう。


だからサウジ人男性やサウジ人女性にとってはアイロンプレス機あったら便利だと思うなー。
スチームアイロンやクリーニング屋に出す方が優勢だけどね。

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