ダンマとともに生きる(全訳)
アチャン・チャー
世間の人々の多くは、瞑想実践というものの本質を知りません。彼らが仏教の修行と聞いてイメージするのは、座る瞑想、歩く瞑想、法話を聴く、などといった行為です。それらは間違いではありませんが、あくまで修行の外形的なものに過ぎません。真の仏道修行とは、心が感覚の対象に触れた瞬間になされるものです。心が感覚の対象に触れるときこそ、私たちが修行の場にいるときなのです。私たちは通常、人から嫌なことを言われれば怒り、好ましいことを言われれば喜びます。そのときこそが、修行