見出し画像

無題

通信トラブルで1週間ほどインターネットに接続できない状態になり、窓から見える風景を写真に撮ったり、素麺が鍋の中で暴れるのを見守ったりしながら、毎度のごとく邪念、雑念が浮かんできた。

私はまた手に負えないような男を好きになってしまったのだろうか。考えても悶々とするだけだから、何かしないと。なるべくその人のことは考えないようにしないと…って否定するほど余計にまた考えちゃうよね(苦笑)。
気の逸らし方は知っている。別のことをするんだ。音楽聴いたり、何か書いたり、本を読んだり、片づけしたり。

近頃よく思うことは…「好き」ってなんだ? もう…それすら私にはわからない。一体これがどういう感情のことなのかわからなくなっている。単に「嫌い」の反意語でしかない。もう少し掘って考えると、私には「好き」という概念を理解する分野がなく、「嫌い」か「嫌いじゃないか」という区分になっているような気もする。
あるいはつながりたいという欲求みたいなものが「好き」に(誤)変換されてしまうのかもしれない。だから実はその人のことが好きというよりもコネクトしたいと言う方が正しいのかもしれない。

そういえば、私は誰とも繋がっていないという淋しさから、少し前にラインのオープンチャットに入りそうになった。でも押しとどまった。トークルームに参加したところで、置いてけぼりを食らいそうな気がしたから。ほかの人たちの話をながめているだけで、全然ついていけないような気がしたから。果ては私自身が「荒らし」になりそうだったから。
1対1じゃなく、複数人の話者がいればちょっとくらい場が荒れるのは普通だと思うけど。皆が皆あいづち打ったり、共感しあったり、褒めあったりするだけなんて、ちっとも面白くない。

起こりそうなことをネガティブに捉えて、ニヒルに陥ってしまうから、何も前に進まないんだろうけど。なんかもう少し、物事を軽く考えられたらいいのになぁと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?