十二の月の歌
一月
除夜の鐘よ今年はどうか良い年でありますようにどうかどうか
二月
君と見た標高二千メートルダイヤモンドダストは晴れの雪
三月
初めての彼と別れた卒業式未来のために幼いなりに
四月
五月
新緑に駆ける自転車君の背は加速していく遠く遠くへ
六月
六月は雨でいいのよ水の月なの水月よどうしちゃったの
七月
終わらない夏などないよまあいいじゃん消えるからこそ打ち上げ花火
八月
待ってたよ胡瓜の馬よほんとはね作りたくない茄子の牛など
九月
学校に行くのは辛いことだった夏休み明けなんて最悪
十月
君の絵が毎年プログラムに載った
運動会は君が優勝
十一月
息白し会いたくなると行ってみる君と歩いた海沿いの道
十二月
鈴の鳴るきらめく街に雪花舞う
ひとりで歩くもう決めたこと
みんなでカレンダーを作ろう!という企画に応募するため、月に合わせて詠んでみました。一首二首と詠むうちに、過去に詠んだものも合わせて十二ヶ月コンプリートしたくなってしまいました。
しろくまきりんさんのそんなところ、尊敬します。だから、たくさんの仲間がいらしゃるのですね✨
企画ありがとうございます🍀
応募は三月までなので、二月、三月、七月でお願いします。
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