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侍が買い物に来る町

以前京都の太秦(うずまさ)に住んでいました。

太秦は京都でも有数の観光名所嵐山の隣に位置しています。
2年しか住んでいなかったが、私はこの土地がとても気に入っていました。

京都の地名は漢字が難しく難読地名が多い
太秦(うずまさ)もその1つではないだろうか?
太秦といえば
太秦映画村
を思いつく人が多いかもしれません。

当時貧乏学生だった私
移動手段は常にチャリンコ
大学に行くのも
バイトに行くのも
遊びに行くのも…

バイト先のコンビニには近くの京都撮影所で時代劇の撮影をしている俳優さんやエキストラさんたちが、衣装を着たまま買い物に来ることもありました。

コンビニにお侍さんが買い物に来る光景…
太秦ならではではないでしょうか?

また、大学までの道のり、
妙心寺の参道を自転車で走り抜けていました。
南総門から北総門まで一気に走り抜けます。
石畳の参道をガタンゴトン
自転車をBUMPさせながらw

すると、たまに時代劇の撮影に遭遇することがありました。
水戸黄門の撮影も見かけましたよ。

ただ、撮影に出くわすと参道が塞がれていて、
砂利道を自転車を担いで移動しなくてはならなくて…

「講義に遅れる~」
と焦ったものです。

海外から帰国したばかりの私には
京都という土地はとても新鮮で
時間さえあればチャリンコを飛ばして嵐山、太秦周辺をサイクリングしていました。

チャリンコをこぎながら、
変わりゆく季節を肌で感じ、目で見る…
それは私にとって癒しの時間でした。

桜がきれいだなぁ~
新緑がきれいだなぁ~
紅葉がきれいだなぁ~
雪景色がきれいだなぁ~

京都は日本の四季の素晴らしさが全て詰まっています。

特に嵯峨野と呼ばれる嵐山、太秦周辺は
観光地でありながら野山の風景が素晴らしい
どこか懐かしくなる田舎の風景がそこにあります。

心が疲れている時でも
その景色の中に居れば
全てがリセットされて
また1歩踏み出せる

師走でせわしない毎日を過ごしていると
京都のあの穏やかな景色を思い出します。
四季の風景の中に厳かに佇む歴史ある寺院。

今、ものすごく京都に行きたい!

最後に…
季節外れではありますが、太秦近辺の私の好きな桜の名所を紹介します。

嵐電(らんでん)と呼ばれている京福電鉄
京福電鉄北野線の「鳴滝」~「宇多野」間
ちょうど御室川を挟んでの約200mの桜のトンネル
数十秒で電車が走り抜けますが、その一瞬に見える景色が絶景です。

また、レトロな雰囲気の嵐電
嵐電の車窓から見る景色に自然と溶け込める感じが
たまらないのです。

ぜひ、桜の季節に京都に行かれる際は
嵐電から見る桜の景色を見に行ってみてくださいね。

次回は私の好きな嵯峨野の田舎の景色を紹介しますね。
せわしない毎日に、少しでも心穏やかになりますように…

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