杏子さんの休職日記05
こんなに続くと思ってなかった。思ったよりよっぽど暇なんだな。それにしてもえらいぞ私。
今日は通院でした。主治医が産休に入ったので院長先生が代わりに診てくれました。以前主治医が切迫で入院してたときも見てくれてたのでなじみの先生。しかもすごく論理的で的確な切り口をもって話をしてくれるので納得するしわかりやすい。精神科の診察にお気持ち聞いて欲しいと思う時期はとうの昔に過ぎており、今自分がどんな状況にあり何をしたらいいのか聞きたいと思っているので相性もいいのでしょう。
上司から「主治医からアドバイスを聞かせてほしい」と頼まれた、復帰の日をいつにするか、復帰の仕方(勤務時間や業務内容)をどうするか、会社からの配慮はどんなことをしたらいいか、について尋ねました。
祖父が他界して3日忌引き休暇になったのですが、その分、休職期間を延長すること、3週間ほどかけて段階的に拘束時間と業務の負荷を増やしていくこと、など教えてもらった後に、会社ができる配慮について聞いたら、
「ないですよね」
と一言。そうなんです、会社がいくら配慮しても、双極性障害の人は揺れることから逃げられない生き物だと思う、私も。その上で、
調子が崩れることはあり、通院の感覚が短くなって休みが増えたり、それでも調整できなければまた休職する可能性もある、その場合に仕事を替われる環境を整えてもらえるといいです、と言われた。
帰宅して上司へSMSを送るために上記を入力し、送信。休ませてもらってる上にこんなにお願いして申し訳ないな、という気持ちになる。特に最後の、休むことになっても仕事を替わってもらえる環境って、そりゃ理想だけど、できるのかな、わがままみたくないかな、と不安になる。一応障害者雇用の枠で契約してるから、権利はあるんだよな、と自分を納得させる。
相変わらず疲れやすく、通院の疲れが出たので少し昼寝・・・うとうとしていたら、SMSが届いた。主治医のアドバイス(という名の要望)をなんと全部了承してくれていた。なんやこのすごい会社は。一般雇用の人と同条件でお給料もらってええんか。大丈夫?
こんなに会社が寄り添ってくれるものなのか、とびっくりしつつ。ここまでされるなら、同じチームの同僚の皆さんに、軽めのカミングアウトをしたほうがお互いスッキリしてやりやすいんじゃないだろうか。と思った。ので、上司に相談してみたら、賛成してくれた。我が事務所の皆さん、びっくりするくらい人間できてるしやさしいので、大丈夫な気がするんだよね。上司曰く「奇跡」。30人くらいいるけど人間関係のトラブルがない。そんな弊社だから、長く続けたくて派遣から契約社員になって、頑張ろうと思っていた。障害がある分、続けるために寄り添ってもらうのは必要なことだ。いいんだ、それで。
倍にして返すくらいの文章を書くよ!!!!!