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本棚の中身

写真はわたしが夏休みに実家から持ってきた文庫本の束だ。
本棚に並べるでもなく、ぽん、と本棚の上に置きっぱなしになっていて
ああ並べなくちゃなぁ、と思い立って束を持ち上げたとき、
そこに並ぶタイトルたちがふと目に入り、微笑んだわたしがいた。

あー、わたしの好みだよねぇ。って。


わたしは他の誰かさんの本棚を眺めることを、エロいと思っている。

本棚に並ぶ本というのは、その人が手に取り魅力を感じて手元に置き、
読んで頭の中に取り入れたものの現れだと思う。

本が饒舌に語るようにも感じる。

『私はこのようなタイトルの本でありまして、そうです、そこからご主人様の手に取っていただいたのであります。つまりご主人様はこのような嗜好があるようです。そしてありがたいことに、ここに私を置いていてくださいます。中身までしっかりと気に入っていただき、機会があればまたわたしの頁を開いてくださるのでしょう。』

どんな作家の本が多いか。
タイトルの傾向。
ジャンル。

そういうところから、好みやどんなことで悩んでいたか、どんな知識を持っているのか、など
相手の頭の中を覗き見できてしまう。

それってすごく、エロい。

だからこうやって写真で見せてるわたしも大概変態です。
自分からスカートを捲って見せてるようなもんだ。
※そういう考え方や比喩がエロいんだというツッコミが欲しい顔してます

彼氏ができて、初めて彼の部屋にお邪魔したとき
もし本棚があってそこにコミックじゃなくてライトノベルでもなくて
夏目漱石とか宮沢賢治とかあったら彼氏に跨るよわたし。

だめだ、今日はエロいというワードを使ってしまったがために
話の方向性までエロくなっている。
というかわたしのエロスイッチが(以下自粛


…そのうち、ね。
noteでそこはかとなくエロいシーンがある小説とか書きたいよね。
などと企んでいる杏子でございました。

倍にして返すくらいの文章を書くよ!!!!!