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A-1グランプリ 2020

ラストデイオブ令和2年。今、屋号はあれど仕事はない、からっぽフリーランスは、時間を売りたいほど時間があるので、せっかくなので総括をしましょうか、と筆を…と言いたいところですが実際はMacBookを開いてキーボードを打鍵。

そう、まさかの失業です。相手方も個人事業主なのですが、契約していたサイトの親会社の規約変更でめっちゃ大きな損失出たのでお仕事お願いできなくなりました、と連絡が来ました。厳しい現実を見ました。それからずっと暇なのです。

さて。本当に今年はひどい1年だったな。ってみんなと同じように、けれどみんなそれぞれ違うしんどさを抱えていたな、と思いながら、振り返ろうと思います。


わたしは双極性障害のせいもあるのだろうけれど、すごく記憶力が弱い。今年は覚えていたくないことが多かったからきっと覚えていないことがたくさんある。こうして振り返ろうとして想いを馳せても、何も見えない。

そこで記録を掘り出そうとするんだけど、わたしはTwitterすら「黒歴史クリーナー」で消してしまったらしいことを、つぶやきを遡って思い出した。なんてこった。そんなに病んでたんだな…と思う。わたしはバレットジャーナルを3月から無印の単行本ノートにつけ始めているのだけれど、それを読み直したらすごく苦しくなった。夫に話を聞き入れてもらえない、わたしが悪いんじゃないのか、何を直したらお互い理解できるのだろうか、と悩んでいた。3月のわたしが。

12月のわたしは「あいつはわたしとわかりあう気はなくて、自分の正しさで支配したいだけだからもうがんばらなくていいよ」と3月のわたしに声をかけたくなる。ここまで、よう来た。

手帳の書き込みを見ても、1月や2月は苦しい。気分が落ちた印の、「×」がたくさんついている。

note含めて、過去のわたしが残した記録を辿る作業は、真剣に向き合うとダメージをくらうのでやめました。

記憶の範囲で、ふんわりと振り返ろう。

春先はコロナで長い長い春休みがいつまでも延長される恐怖と戦い、結果、鬱になった。3月末に夫から「杏子さんが向き合う気がないのなら、離婚だよ?」と、はじめて「離婚」という言葉に触れられた。ここから、「わたしは夫に向き合えないなら離婚だ」という前提が生まれ、向き合う=夫の性的欲望含めて受け止める妻になるか、離婚するか、の天秤の上に載せられた。そんな戦いをこの9ヶ月してきた、そんな年だった、と言っていい気がする。

梅雨の頃からコロナ鬱の反動?と思えるような軽躁が始まった気がする。離婚するため、突っ走っていた。女性相談や福祉関連施設での相談も利用して、必死だった。わたしは「冷静に現実的に行動」しているつもりだったけれど、夫の目には「異常」に映った。心療内科の診察にいつも同行したり、わたしが知らない間に主治医のところに行っていた夫は、今ならこう思う、わたしをコントロールするために動いて、主治医も味方につけてわたしを押さえ込もうとしてた。

家にいるのもつらい。実家にもコロナで帰れない。居場所がない。というところまで追い詰められて、藁にもすがる想いで、7月から8月まで入院した。

そして、退院して自宅にもどっても、変わる気のない夫と夫の言うように過ごしている子どもたちと、一緒に暮らすのはつらかったので、9月から実家に帰って別居した。

そこから3ヶ月。実家にいても、機能不全な母から理不尽な扱いを受けたりして、病んでいた。一度、本当につらくなって夫に助けを求めた。それでも開口一番に「戻るなら俺も心身満たされたい」と自分の欲望を口にする配偶者がいた。これが最後のトドメだった。こいつとは生きていけない。としか思えなかった。

春先から言われていた「向き合えないなら離婚」と切り出されていて、そこに、わたしから離婚の話に同意する形をとったのに、夫は「なんでいきなりそんな話になってるのか説明して」と取り乱していた。意味がわからない…。別居していて本当によかった、距離があることを最大限活用して、ビデオ通話でどうにか相手方に納得してもらえた。不機嫌な空気に支配されることもなかった。助かった。

仕事もそんなわけでなくなった。新しい家族も、来年1月か2月くらいに、離脱する。


からっぽだ。グラウンドゼロ。いいじゃない。ここからはわたしを生きる。


自分を生きるために、とりあえず働かなくてはならないので、社会復帰の第一歩としてのバイトを始めることにした。先日、面接に行ってきたんだ、実は。販売の仕事をずっとしたかったから、それに飛び込むことにした。年末年始やGW、お盆に忙しくなる仕事だ。だから合否の連絡は年始のセールが落ち着いた頃に来るらしい。それゆえ年始も暇だ。何しよっかな。自分の人生を、自分軸で生きるための準備運動しましょう。アナログアウトプットが好きだから、ノートとペンで、マインドマップ、書いていこう。


2020年は、本当に苦しかった気がするけれど、よくここまで乗り越えてきた、よく逃げてきた。と自分を褒めたいと思う。やっと自分を始められる気がする。


最後の最後に笑えたらそれでいいんだよ
物語は始まったばかりだ(ジュブナイル/amazarashi)

あ、今年のはじめに、『お酒はほどほどに』と今年のわたしに杏子さんはお願いしてるんだけど、ほどほどに、どころかめちゃくちゃ弱くなって、酒飲むと体調崩すくらいになっちゃって、飲めないです。年の功。いぇい。

みなさま、来年はどんな年にしますか?
わたしは、「土台」にします。

見通しはどんなに悪くても、言う。

よいお年を!

倍にして返すくらいの文章を書くよ!!!!!