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読書記録【レバレッジ・リーディング】

『レバレッジ・リーディング』
本田 直之 (著)

どんな人におすすめ?
・忙しくて本を読む時間がない人
・物語よりビジネス書に興味がある人
・本は電子より紙の方が良い!という人
 
速読ではなく、目的をもって本を読み、
目的が書かれている箇所以外は飛ばして読む!
といった読書方法でした。
 
というわけで、自己啓発本など、ビジネス書を多く読みたい!
という方にはおすすめできますが、
私のように、物語も読むし、とりあえず最初から最後まで本を読まないともったいない!
という感じる人にはあまりおすすめできません。
このレバレッジ・リーディングはビジネス書に対応しています。
物語や、細かい描写までが解決のヒントとなるミステリーなどには活用できません。
 
また、気になる箇所があれば、本に書き込み、折り目をつけるというやり方なので、本は汚したくない、電子書籍派だという方にもおすすめはできませんが、このような方にとっては、新たな本の読み方を知るきっかけとなるかもしれません。
 
以上を踏まえたうえでの感想。

はじめに…
著者の自己紹介です。著者が1年間に400冊も本を読んでいる、本を読めば読むほど自分に返ってくるので、自己投資にとって最適だということを「はじめに」でお伝えしてくれます。
 
Unlimited対象なので、この時点であまり興味が湧かない人にはここで読み終えても良いと思います。
 
第1章 ビジネス書の多読とは何か?
この本では、自分にとって不必要な箇所は読み飛ばしてOKということが繰り返し書かれています。
第1章は、「はじめに」とほぼ同じ内容で、重複している箇所が多々あったので、著者の言うことを実践するなら、この章はまるごと読み飛ばしても大丈夫だと思います。
しつこいくらい、同じ内容が書かれています。
 
また、「レバレッジ」とはどういう意味かということもここで紹介されています。
「レバレッジ」=「てこ」
「てこ」を使うと、少しの力で重いものを軽々と持ち上げられる
→現代のビジネスに言い換えると…
少ない労力で、大きな結果を出すことができる。
 
ビジネスでレバレッジをかけるには?
本を読んで、そこに罹れているノウハウを自分流に応用し、実践で活用する。
=成功者の成功ストーリーを読み、真似して実践。
 
自分の「やる気」に他人の知恵や経験というレバレッジをかければ、何十倍もの結果を出すことができる
 
柳井さんの本の読み方
「目次」「あとがき」を読み、自分にとって役立つかを判断。
読むと決めたら役立つところをメモする。
 
まとめ
・本には他人の数十年の経験や知恵が詰まってる
・情報の取捨選択能力がつき、主体的な思考力が身に着く
 
第2章           本探しは投資物件選び
 
・ 投資目的を明確にする
自分の人生の目標や現状の課題などを考え、今必要なのはどんな本化を意識する

 ・情報収集とスクリーニング
書評や口コミなど自分の勘以外の意見を参考にして、読むべき本を絞り込む

・買い方
ネット書店とリアル書店のそれぞれの利点を生かして使い分ける
 
・教養型より経験型を選ぶ
 教養型は学者や研究者が書くような理論が多いので、実践しにくい
 
・同じジャンルの本を徹底的に読む
たくさんの本を読む=セカンドオピニオンをたくさん聞ける
同じことを言っている=効果あり!
 
・メルマガの書評を利用する
・有料の書評サービスを利用
 
第3章
1日1冊、ビジネス書を戦略的に読破する
 
各章に著名人の名言が2つほど紹介されているのですが、ここだけ読むのも良いかもしれません!
 
習慣はすべて後天的なものであらい、幸いにも悪しき習慣は取り除くことができる。
つまり、十分な時間と労力をかけて学ぶことを厭わなければ、だれでもどんな習慣でも身につけることができるのである。
―ブライアン・トレーシー 『フォーカル・ポイント』
 
 
「刈り取る」(生産する)ことに熱中しすぎて、「刀を研ぐ」(生産能力を高める)ことを忘れている人があまりにも多い。
―スティーブン・R・コヴィー 『7つの習慣 最優先事項』
 
※1冊の本ごとに、その本を読む「目的」を明確にしておくことが大事。
 
コツ
・毎日の読書時間をルーティン化。
・制限時間を設ける
・80:20の法則を読書に応用
→本から得られるリターンの80%は20%を読むだけで得られる
>>詳細『人生を変える80対20の法則 生活実践編』リチャード・コッチ
 
・1冊の内容を俯瞰
1. 著者のプロフ
2. 帯→表ソデ→まえがき→目次→あとがき
 
※最初の十数ページを読んでも、線を引くとこがないような本
→捨てる!
 
大事なところには★、線を引く、ページを折るなどすぐに読み返せるよう工夫を
 
※多くの人がそのノウハウや考え方について述べる=原理原則の証拠
 
第3章    読んだままで終わらせるな!
反復と実践によって100倍のリターンを獲得せよ
 
自分の課題・目的を絞り込む

読むべき本を絞り込み、入手して読む

重要なところに線を引く、印をつける

レバレッジメモに要点を抽出し、繰り返し読む

実践で試す

メモをブラッシュアップし、繰り返し読んで身に着ける

自薦で条件反射的に対応できるようになる
 
■レバレッジメモの作り方
本の大事な部分を書き抜きしたメモを作り、いつでも見返す
 
PCで入力→印刷 (ヘッダーに日付をつけておくと良い)
メモは、テーマ別、データ別、引用文に分類すると使いやすい
名著
『人を動かす』『道は開ける』デール・カーネギー
 
「速読」方法を教ええくれる本ではないため、速読をしたい!という方にはお勧めできません。
おもにビジネス書を中心に本を多く読む方向けです。
ただ本を読むだけでなく、メモを取り、まとめてそのメモを繰り返し読むという作業が必要ですが、面倒くさがらずやることで、今後の生活(おもに仕事面)の質が向上するだろうと個人的には感じました。
多くの本を読み、内容から著者が実施した良いところ、自分にもできるところを真似して、行動に移す。=一から行うのでなないため、成功への時間を大幅に短縮できる。
 

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