ひとり暮らしをはじめて突然の相棒ができました
ご報告。
ひとり暮らしを始めて、突然の相棒ができました。
あっ、人じゃないです。
豆苗のことです(笑)。
私は母があまり好きじゃないからということで、今まで豆苗を食べたことがなかった。しかし、この前スーパーに行ったとき、入口にあったポップ。
「豆苗大特価 78円」
同時に、ある友人を思い出した。
「豆苗って、3回いけるねんで!コスパやばない!?」
豆苗を育てていたその友人の家に行ったとき、聞いてもいないのに西川きよしさんのような形相と勢いで訴えかけられた。
あまりの勢いにそのときは吹いたが、おかげさまで豆苗に対して強烈な印象が残った。手取り激低のなかでひとり暮らしを始めた私、買わない理由はない。初めての豆苗に挑戦することにした。
味は…うん。
まぁ〜正直おいしいものではないけれど、不味くはないし、栄養価もちゃんとあるらしらしいので、よし(笑)。
そして、ほんまに育つんかなぁと思いながら水を上げて育てはじめたのだが、気づいたら…
えっ、なにこの子!
なんか1個だけ、やたら張り切ってるやつ発見(笑)
めっっっちゃかわいいと思って、心がほっこりした。
今まで実家暮らしで、他人の生命や生活を嫌でも感じて生活していた。でもひとり暮らしを始めたから、自分以外の「生」を感じたのがとても新鮮で、そんな気持ちになったんだろう。
それから毎朝、豆苗の水を変えるときは穏やかな気持になったし、自然に笑みがこぼれていた。
ちょんちょんと指で🌱をつついたりして、成長を待ちわびている自分の姿に気づいたときは、ちょっと小っ恥ずかしかった(笑)。
食べるために買ったのだけど、いなくなるのはさみしいなぁ、早く次の豆苗もストックしとこうかなぁ、なんて思い、別れを惜しむようになった。
しかし、その数日後には
ボーボー(笑)
粗雑な物体がそこにあるようで、全然かわいさを感じられなくなった。まるで子どもが思春期を迎えた感覚。(子育て未経験だけど。笑)
あの張り切り坊やは一体どこにいったのか。埋もれてしまっている。
最初から張り切って頑張りまくるか、それはその人の勝手だけど、ある一定のところまできたら結局追いつかれるんだ。
だから、まわりと比べて焦る必要はないし、最初に頑張りすぎることよりも、息を長く続かせることの方が大事なんじゃないか。
豆苗を育てて、そんなことまで考えてしまった(笑)。
最初はかわいいと思って食べることも迷っていたけど、ボーボーなやつらを自分の部屋にこれ以上置いておくのはビジュアル的にもいやだ。
ということで、野菜炒めに混ぜていただいた。自分で育てたけど、特に前回より美味しくなったとかは思わなかった。
今、また乳児期に戻った豆苗たち。さて次も張り切り坊やが登場するのかな。自分もまた何か違ったことを感じるのかな。
🌱
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