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東大式スマホ勉強術を読んで。本好きのみんなに共有したいこと。前編

ビジネス書を読んで何でも感動して鵜呑みにしてしまう純粋なあなたへ。
本を読めば読むほど自分の意見がなくなるということをショウペンハウエルは「読書について」で述べている。重要なのは自分に当てはめて読了した自分が読む前とどう変わるか。

この本はスマホで何でも効率的に学習できること、そしてその具体的なことが書かれている。

スマホを通じてもっとも効率的に、合理的に学べる方法がたくさんある。

ただ私が思ったのは、スマホを勉強道具として位置付けている人が世の中にどれくらいいるのかということ。ほとんどの人のスマホには娯楽道具が入っているのではないか。
それはつまり遊ぶ部屋で勉強していることに近い。つまり指先をYouTube、ゲーム、インスタ、Twitterのアプリに動かしただけで誘惑に負けてしまうのだ。このような強力なアプリが共存するスマホで果たして効率的に勉強できるのだろうか。ダンアリエリーが述べるように人間は予想通りに不合理だ。だとするならば、この本を本気で参考にしたいならば、誘惑のアプリをアンインストールするべきだと個人的に思う。

Kindleは便利で効率的に隙間時間にどこでも読めるから便利。
もちろんそうだろう。しかしKindleを押す前にホーム画面には様々な魅力的なアプリがあるんじゃないだろうか。それに意思の力で立ち向かって勝てるほど容易な相手ではないでしょう。

つまり東大式スマホ勉強法は
東大生のようなすでに勉強自体が魅力的だと感じる人は参考になるだろう。しかし勉強を魅力的とは感じておらず、必要だと感じているだけの人は、あまりおすすめするべき方法じゃない。私はそう思いました。もしやるならそのスマホ自体を勉強専用機器として使うべきでしょう。

以上を理解している上でこの本を読んで自分の今からの意識、行動を変えられる重要だと思った点を後編で述べたいと思います。

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