ハタチノコロ はじめてのアメリカ(17) 謎のブーメラン男、現る

9/14 今日は昼ごろゆっくり起き出してワイキキビーチへ。だけど、人・人・人!で何がリゾートじゃい!と思った。波が高くて面白そうなので浮き輪が欲しくなった。「ふくらんだ状態のが欲しいんだけど・・」と言うと、お店の人がふくらませてくれた。プカプカやっているうちに、荒波の方に行きたくなってきた。「せっかくだから行っとく?」と岩場の方へ。地元の子たちがキャッキャ言って遊んでいるのをじっと見てたら、ロン毛で金髪の地元のちょい悪オヤジが「Come on!」と言ってくれた。私たちがなかなか岩の上に上がれないのを見かねて、手を引っぱってくれた。私が先に上がってJUNを手伝ってたら、JUNが突然「痛っっ!!!」と言った。なんと足から流血!!ゲッ!!!大丈夫かよ・・頼むよ~、結構血が出てる。見たら穴あいてたww いや、笑いゴトではない。まあ、思ったより大したことなかったみたいで、そのまま浮き輪と一緒に波と潮の流れに乗っていった。面白~~い!でもちょっと危険。そろそろやめとくか。

浜辺に戻り、JUNはフテ寝、私は1人(またしても1人w)で海の中で遊んでいた。夕方ごろ、外人の2人の兄弟がボートに乗ろうとしていた。お姉ちゃんの方が弟にいろいろ指図してる。オールが長くてちょっと漕ぎにくそう。2人はオールのおしりとおしりをくっつけて、1本にすることを決意したらしい。ちびっ子のくせになかなかやりおるな。とはいうものの、浅い所で乗っても沖まで進めず、浜辺に戻されてしまう。私は彼らを引っぱって深いところまで連れて行ってやった。2人はとても喜んでいた。そして私もそろそろ飽きてきたので、浜辺に少し寝そべっていた。帰りがけに写真を撮ろうとしていたら、英語で話しかけてくる若者がいた!彼は何者??その真っ黒に日焼けした体にブーメランの男は日本人だった。岡山県出身で早大卒26歳、一流商社丸紅の社員であった。サンフランシスコ出張で3ヶ月滞在し、仕事が終わったあとハワイで1週間ほど休暇を取って日本に帰るらしい。なんだかんだ話しているうちに意気投合し、タッキーとあだ名で呼ぶようになる。彼が面白い店を知っているというので、一緒に夕飯を食べることになった。

彼が滞在しているホテルのそばに紅花(BENIHANA)というステーキハウスがあった。ここは料理人が鉄板の上で食材を焼きながらいろんなパフォーマンスを見せ、サーブしてくれる。私たちのテーブルはアメリカ人カップル2人、日本人カップル2人(新婚か?)、私たち3人の合計7人。私たちはBENIHANA Specialというコース料理を頼んだ。鮮やかな職人技が繰り広げられ、野菜、肉、エビなどの鉄板焼きがどんどんお皿に乗せられる。偽物の包丁のような小道具を使ったり、なかなか芸達者である。料理人のギャグにアメリカ人カップルはもうゲラゲラ笑ってる。特に女のほうが。しかし、日本人の新婚さんとおぼしきカップルはニヤリともしない。終始ずっとムスッとしている。ケンカしてんのかな?w 何なのこのカップル異様だね、気持ち悪い~。そこでタッキーは「あれは成田離婚ならぬ、ホノルル離婚だ!」と言った。うまい!座布団2枚!!いやいやホントに何だろう、こっちまで不愉快になるわ。ま、いっか、おいしかったし。デザートの抹茶アイスまで気持ちよくたいらげる。タッキーが少し多めに払ってくれて、私たちは安くて済んだ。ありがとう、タッキー!そして食事のあと、タッキーの部屋に遊びに行って、UNOで勝負した。安くて汚い部屋とかいいながら、まあまあいい部屋じゃあないか。さすが商社マン。結局AM1時ごろまで遊び、YHに帰った。明日はタッキーのレンタカーでNorth Shoreのほうへドライブに連れて行ってくれることに!途中綺麗なビーチのあるところで泳ぐ計画。明日は7時起き♪タノシミダ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?