ハタチノコロ はじめてのオセアニア(2)コアラに会いに行く!

11/21 朝7:30頃(時差があるので日本時間で6:30)にブリスベンに到着。まずは入国審査。同じ便の人たちが一気に並んですごく混んでいる。英語が全くダメないつこは「質問されたらどうしよう」・・とドキドキしていたが、審査は2人一緒でしかもパスポートの写真と顔をチェックするだけで何も聞かれなかった。Baggage Claimで荷物を取ってトイレで出掛ける準備をしていたら、韓国人旅行者のおばちゃん達がぞろぞろ入ってきて、そこでパンツ1枚になって着替えを始めた。すげーw 今日はヨーロッパ旅行をした時に知り合った友人ベリンダと会う約束なので電話した。電話ってすごく勇気がいるけど、一度かければあとはカンタン。電話で少し会話できるようになっただけでも進歩ね。市内通話は40セントで無制限に話せるらしい。安っ!ベリンダとは約1年ぶりの再会。今日はベリンダ宅を訪問することになった。これからローンパインコアラ保護区に行く予定なので、戻ってきたら連絡することにした。エアポートシャトルの出発時刻10:15まで時間があるので、ローンパインへの行き方を先に調べておこう!トランジットセンターから徒歩5分の所からバスが出ている。とりあえずユースにチェックインしてこの重いバックパックを降ろし、荷物整理をしてから向かおう。バスに乗ろうとしたらいつこが「トイレ行きたい」と言い出した。えーーw急げ!運転手に「友達がトイレに行ってるんです。すぐ戻ってきますから!」と伝えると「I hope so!」と言われたw いつこが戻ってバスはシティに向かった。ブリスベンはオーストラリアの大都市ではあるけれど、さほど交通量も多くないし、緑が多いこの街を私は気に入った。いくつかのホテルを周り、トランジットセンターまで来た。ユースはそこから近かったが、「ここからYHまで歩かないといけないの?」と聞いたらそうしてくれと言うので行こうとしたら、「待って!」と引き止めてきた。ユースまで行ってくれるらしい。ラッキー☆荷物も後ろの荷台に入れてくれた。いつこは手荷物まで預けそうになって、運転手のおじさんと荷物の引っ張りあいっこして遊んでいたw ホント、オージーはジョークが大好きで面白いw カラフルでかわいらしいYHの建物に到着。チェックイン時に宿泊カードに記入しているとき、「Good writing!」だか何かよく聞こえなかったので、「Good looking?」と言ったら笑ってほっぺをパシッと叩かれたw このギャグ使える!とひそかに思ったw 清掃前だけど先に部屋に入れてくれた。ツインルームだ、ラッキー☆必要な手荷物だけ持って、あとは預けて出掛けよう。11:45のに乗れたらいいな。しかし、近く感じたトランジットセンターまで着くのに予想以上に時間がかかってしまい、結局諦めて次の12:45にすることにした。まだ時間があるので、オーストラリア初マックでランチ。バリューセットに「1ドルでスヌーピーが付いてきますが、どうしますか?」と聞かれた・・イラネーw No, thanks・・やっぱりMサイズのCokeはLサイズ並みだし、私には多すぎる。いつこは水分を多く取るタイプだから足りないと思うけど・・食べ終わってまったりしていたらバスの出発時間の15分前になっていた。ヤバい!また乗り遅れるのか?ここからバス停まで5分だし、多分大丈夫なはず!クイーンズモールの中にバス停はあるらしいが、そのモールを見つけたときはもう出発時刻を10分過ぎていた。やっちゃった・・。しぶしぶモール内を見ながら時間をつぶす。地下にあるターミナルはA~Nくらいまであり、それぞれ行き先が書いてある。Lonepine Koala Sanctuary行きのを見つけ、13:45のに乗った。

30分ほどバスに揺られているうちにウトウトしてきた。2人とも気づかないうちに熟睡してて、起きた時はもう過ぎてしまったと思ったらまだ手前でホッとした。天気はくもりのち雨。日本を発つその日に買ったウィンブレが大活躍!保護区はこぢんまりした外観で、想像していたよりも小さい。これなら閉館までに全部周れそう。入口もただ木のバーがあるだけで、その前でチケットを売っているけど、チェックする人もいないのでタダで入れそうな気もw 中に入るとブッシュの中にいろんな動物が放し飼いになっている。黒くて頭に赤い模様のある鳥に出くわし、いきなり目が合った。でも鳥は人間に慣れているせいか逃げない。追いかけようとするとゆっくり間隔を取りながら逃げる・・なんかキモチ悪い鳥だなw 他にコアラ、カンガルー、ウォンバットなどの看板が立っていて、順番に周っていくシステム。まずはカンガルー。ピョンピョン跳ねたり、袋に子供を入れて立っている姿しか見たこと無かったけど、人間が近づいてもリラックスして寝ている。なんか変な感じ。向こうから跳ねながら走って近づいてくるのがいる!わーーっとテンションが上がり写真を撮ったけど、よく見ると一面カンガルーの糞だらけw 若草山の鹿の糞のようだw ズボンの裾に絶対ウンコ付いてそう・・(欝)しかし、お母さんの袋の中に入ろうとしている子供がいて、珍しいショット頂き!!カンガルーコーナーを出ると、そこにダ、ダチョウ??いや、違う。これはもしかしてエミュってやつ?こいつも放し飼いなの?やけにおとなしいけど、ここの動物は皆人間みたい。エミュと一緒に写真を撮ろうと思っても、何を思ってか茂みのほうに行ったり、こっちに戻ってきたり、とにかく落ち着きがない。なんだこいつはwこっちに向かってくるときに写真に入れたけど、ちゃんと撮れてるかしら?次々とおもしろい動物が登場。ワラビー、タスマニアンデビル、ウォンバット・・おまけにヘビ。あとディンゴもいる。ウォンバットは怠け者で、木のくぼみの中に入って寝たきり。ちょっとは出てきてくれればいいのに。デブデブで愛嬌があってかわいいけど・・。さて、ここに来た最大の目的、それはコアラを抱っこして写真を撮ること!これをせずして帰れない。ここはコアラ保護区という名前のとおり、不慮の事故などで個体数が減ってしまわないように守り育てている施設である。コアラの赤ちゃんにエサや栄養を与えるところも見れた。木から落ちないように必死にしがみついてるのがかわいいw しかし、野生のコアラがユーカリにいるのは一体どこなのだろう?もっと森が多い地区なのかな?コアラの泣き声って初めて聞いたけど、かわいい顔してものすごいドスの聞いた声で鳴くのねw ぐおおおおおおって鳴き声が聞こえてくる。ディズニーランドにあるジグザグした柵みたいなところに並んだ。雨が降っているせいか、2人待ったくらいで順番が来た。この柵が必要なのはベストシーズンの土日なのだろうか?さて、コアラ初体験。「おなかでかまえてください」といわれた。触ってみると結構毛がカタイ。コアラは安定感がないと何かにしがみつきたがる習性があるようで、両手を挙げて顔の方をつかみたがっていた。結構爪が鋭いので、顔にしがみつくのは勘弁してくれ!と思った。ちょこんとジッとしているコアラと目が合った。ぬいぐるみみたい!持って帰りたい!!ジッとしている隙に自分のカメラと飼育係の人のカメラで写真を撮って貰った。10AUSドルなり。その場で写真がもらえた。いい記念だね(雨のせいで私もいつこも眉毛がないけどw)。

ブリスベン市内に戻る。驚いたことに店がほとんど閉まっている・・まだ17:30なのに。日曜日なのに開いているのはファーストフードとレストランくらい。日本とは大違い。ユースに戻ってシャワーを浴びてベリンダに電話する。タクシーで行くのが一番早いみたいなので、ユースにタクシーを呼んで向かった。Kedronという地名なのだけど、ずっと国道を走っていて全然住宅地がない。と思っていたら、1つ道を中に入ると平屋が並んでいる。4人でシェアしてるからそんなに狭い家ではないはず。目印は家の前に停まっている赤い車。あった!庭が広くていいな。建物も木造でステキ!ベリンダが言ってたQueenslander Houseとは、こういう家のことなのかな?車の音でベリンダが中から出てきた。ハグを交わして、家の中に案内してくれた。さすがベリンダの家、内装もステキだわ。シェアメイトはみんなドライブに出掛けたようで、ベリンダは1人だった。「ユースまでタクシーを呼んだから、食べ物を買えなかったの。どこか買えるところある?」と聞いたら、「ケンタッキーかピザハットなら近くにあるよ?」というので、連れてってもらった。ベリンダはもう食べたらしい。私たちが遅くなっちゃったからだよね、ごめんよー。ピザを持ち帰り、ベリンダの家のダイニングでCokeで乾杯。具沢山のピザをほおばりながら、ヨーロッパ旅行の思い出話をした。そのときに一緒だったSueとTimはどうしてるかな?って話から、じゃあ電話してみよう!ってことに。するとSueの家族が出て、2人は今いないから明日また電話して!と言う。ベリンダが紙に電話番号を書いてくれた。そのあとベリンダはママに電話して「今Tommy(私のこと)が来ているのよ!」と嬉しそうに話していた。ベリンダはママと仲良しで、写真もたくさん貼ってある。ベリンダがイングランドにいた時の仕事仲間や彼氏の写真などもあった。その中に私と2人で撮った写真(多分アムステルダムのCanal Cruiseのときの)もあってちょっと嬉しかった。私も部屋に写真いっぱい飾りたくなっちゃった。

シェアメイトとベリンダの部屋を見せてくれたり、シェアメイトの飼っている犬(大型のシェパード)と遊んだり、ヨーロッパ旅行の時の写真を見ながら、いつこも交えていろんな話をしてあっという間に3時間が過ぎていた。ベリンダが写真好きなのは知っていたので、ちりめんでできたアルバム、ティッシュカバー&ミラーをプレゼントした。予想通りベリンダは大喜び。帰る間際、私がトイレに入っている間、ベリンダはお返しにいつこにワインを渡していた。いつこはびっくりしてThank you~~!!と言っていた。「しゃべれないのに2人きりになってどうしようかと思ったー!」とか言ってたけど、これには私もびっくりw オーストラリアワインの赤だった。ベリンダ、ありがとう♥ ユースまで送ってくれるというので、ベリンダの愛車である赤のMAZDAのミニに乗り込んだ。ウィンドウにひびが入っているのはご愛嬌w 外国人はあんまりこういうの気にしないよね。日本人は車のキズにちょっと神経質すぎる気がする。ギアをテキパキ変えながら運転しているベリンダ。マニュアル車を見ると教習所の頃を思い出すわー。今となってはオートマしか乗れませんがw 外国は結構マニュアル車が多いみたい。道もすいていたので20分くらいで着いた。もう24時を回っている。ベリンダは明日仕事なのに大丈夫かな?バーテンダー、大企業のOLといろんな経験をしているベリンダ。同じ年齢なのに大人っぽい印象だったのはそのせいかも?ユースの前で「またメールするね!」と約束して別れた。寂しいな・・。こうして大興奮のオーストラリア初日は幕を閉じる。明日はブリスベン市内を散策。今日はよく眠れそうだ。オヤスミナサイzzz

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