サマソニ日記 復刻版シリーズ(5)2005年 Oasis レポ!

過去に記録したフジロック、サマソニの日記を復刻させるシリーズです。

日も落ちたマリンスタジアム。みんなが待ち望んでいたオアシスの開始時間。なのに、定刻通りに始まらない。またリアム逃亡?兄貴のアコースティックひとり舞台になってしまうのか?そんな不安もよぎり出す。だって20分待っても始まらない。場内にやっと入ったアナウンスは「機材故障のため音が鳴らせません…」それでも待つ。アリーナは既に入場規制。メッセからマリンに移動してきた人がだんだんスタンド席を埋めてゆく。そして、ウェーブも始まる。再びアナウンス。。

「20:10開始を予定して作業を進めております…」これを聞いて私は少し変に思った。どうして機材が直るかも分からないのに開始時刻を発表しているのか。おそらく機械の故障というのは本当の理由では無さそうだけど、もうそんなことはどうでもよかった。しかし、なんて我慢強い国民なんだ、日本人って。。と思いながら、もうここまで来たら何時間でも待ってやろうじゃないか!文句をいうのはヤツラが出てきてちゃんと演奏をしてからの話だ!!って気持ちで腰痛と空腹にひたすら耐える。そして、やっと。ステージは40分押しでスタートした。

☆Fuckin' In The Bushesでメンバー登場。

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☆Turn Up The Sun

イマイチといわれた5枚目のHeathen Chemistryの後の待望のNEWアルバムからいきなり1曲目。正式メンバーではないけど、リンゴスターの息子であるザック・スターキー(現:The Who)をサポートドラマーに迎えての新生オアシス。これだけでも十分ワクワクのシチュエーションだ。だってリンゴの息子だよ??メンバーにとってもこんな幸せなことはないはずだ!

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☆Lyla

これはもう言わずと知れた今年の大ヒットソング。みんなで大合唱。そして、タンバリン男現る!!ステージ上のリアムの細かい表情までは見えないからモニターで。月型のタンバリンを口にくわえて突っ立ってるだけ。なんかこのタンバリンをスマイルマークにしているって話も。それにしてもコイツ、ホントタンバリン好きだなあ…。

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☆Bring It On Down 力強いドラム音から始まるイントロのあと会場はもうみんなジャンプジャンプ!!そして続いて☆Morning Glory へとそのまま走り抜ける。。もちろん大声で「ニドリルタイムトゥウェイカップウェイカップ!!What's The Story Morning Glory!!」

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☆Cigarettes & Alcohol

ダッダッダッダダーダダッダッダ♪リアムのねちっこい歌いまわし健在!!それでこそリアム~♪すきだな~この曲、このだらしな~い歌い方(笑)ユガダユガダユガダ…

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☆Mucky Fingers

兄貴の太い声!!しぶ~!!かっこい~~いぞ~、兄貴~☆ (しかしこの曲もベルベットアンダーグラウンドのI'm Waiting For The Manのぱくりといわれちゃってますね。)でもいいのよ、兄貴だから(笑←何が)この曲でゲムがハーモニカ(あ、ブルースハープか笑)やってます。ちなみにashさんはまゆげ兄貴派、私はチンピラ弟派で日々対立を繰り返しております。

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☆A Bell Will Ring

リアムの声は良く伸びて調子は良さそう。どうか最後まで帰らないでその調子で~っていうかすごいゴキゲンそう。ステージから消えたか??と思ってモニター見たら口にタンバリンくわえてカメラに向かって吠えてるし!!やっぱり笑かしてくれます。それにしてもリアムのMC。意味不明なこと連発して(レズビアンが何とかとか)しかもあとで聞いたら相当Fワードも連発していたらしいじゃないの。どうせこいつらわかんねーだろ程度にあしらわれてるのね。くそっ、リアムの野郎!!英語もっと勉強してやる~~と思った。

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☆Live Forever

イントロのドラムの音からもうダメ…この曲かかったら涙腺が一気にゆるみだす。。不器用な男がひたむきに歌い、演奏する姿といい、曲の力強いメッセージといい、切なくなるけど、元気になれる不変の名曲。壮大です。

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☆The Meaning Of Soul

ちょっと変則的なリズムで一度聞いたら耳にとても残る超タテのり。気分サイコーです。さっきオアシスでクラウドサーフしようっていう空気の読めない自己中な大バカ野郎がいたせいでashは鼻を蹴られ、私は頭にガンン!!っと足が当たって首思いっきりぐきってなって二人して「テメ~!!っざけんなよ!!」って怒りモード爆発でした。でももう忘れます。

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☆The Importance Of Being Idle

でた~、水戸黄門!これLa'sの「Clean Prophet」のパクリだろ!って思われてもしょうがないけど、いいよ。だって兄貴La's好きなんでしょ?!きっとこの男は素直すぎるんです。なんていとおしいんだ~、兄貴~。だまされやすそうだけどね(笑)それも愛嬌だ。

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☆Champagne Supernova

え?!もうコレきちゃうの?って一瞬戸惑ってしまった。この夏の大空の下で聞くのがほんとに似合う曲。この時間を本当に待っていました。もうラストに近いことを感じながら一生懸命大声で歌う。会場が一体になった。

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☆Rock 'n' Roll Star

キターーー!!かっこいいぜ!最高にかっこいいぜ~ 

よっ!チンピラ!!それでこそリアム!それでこそオアシス!!

やっぱこれやんなきゃね。でも最近リアムが優しい雰囲気を醸し出しててちょっと気味悪いかも(笑)きっと再婚して愛する妻と子の夫として父として丸くなったのね。しかもリアム横から見たら腹出てるから!!ラーメン食いすぎ~

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☆Wonderwall

☆Don't Look Back in Anger

シャンペン、壁、振り返るなの3曲はもうオアシス泣きの極上の3曲で、またここで涙腺が…兄貴のギターを弾くときの哀愁漂う姿といったら…それもまた涙をさそう。。

「ソ~サリキャンウェイ~シ~ノ~ジッツ~レ~イ アズウェアウォーキノンバ~イ♪」

「マイ ソ~ルスライザウェイ~ ドンルバ~キナンガ~ アイハ~ジュセイ ♪」

大合唱してこんなに感動する曲ないよ!しかも兄貴、サビを私たちに全部歌わせてくれてるじゃん!!嬉しい!!幸せ~♪モニターで色んな角度からみんなの嬉しそうな顔が見える。これこそマリンを締めくくるのに私が思い描いていた理想の時間だ~

My Generation

で、最後はやっぱり噂どおりThe Whoのカバーで。かっこいいぞ!リアム!!みんな跳ねる跳ねる。兄貴はマイペースにギターをアンプにこすりつけて騒音!(なにげにこのしぐさウケた!)ホントにこれで最後だからみんなぶっ飛んだ。この曲やったのってザックもいるし、The Whoへのトリビュートのため?なんかLa'sも同じカバーしてるって聞いてたけど。

大興奮と熱狂のあと、オアシスがなぜこの曲をカバーしたのか…その理由が私にはまだこの時わからなかったのです。このあとLa'sの公演を聞いて、私はその事実を知ることになります。その話は後ほど。

☆続く☆

追記:最後リアムがタンバリンを観客席に投げたけど、フェンスにぶつかって、ファンが取れなかったの見た人います?モニターではっきり映ってたんだけど。そのときのリアムが固まって、タンバリンの方を凝視してたのが個人的にめちゃめちゃウケました(笑)

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