(雑文)小龍包とジャスミン茶
拙者、小龍包が大好きなんですよ。
今回はそれに関連したお話。
いきなりですが、料理でスープ=液体=を「食べさせる」にはみなさんどんな方法を思いつきます? つまり、食べさせるには固体でなければならない。液体を料理でどう固形化するかという事なんですが・・。
まず、だれでも思いつくのは 凍らせる。
また、大根のような食材にスープをしみこませ、食べさせるというのもあります。おでんの大根状態ですね。
あと一つ、「煮凍りにする」というのがあります。
ちょっと脱線しますが、フランス料理に、肉のゼリー寄せ っていうのがあります。
拙者、以前、料理の本で、コンソメスープにゼリーを入れて固める・・なんてレシピを読んで、フランス人って何考えてるんだ?? とすごく疑問に思ったことがあります。
この料理にゼリーを入れる必然性がわからん!? 大いに悩んだものでした。
もしかすると、天才シェフのインスピレーションでできたもので、ゼリー入れるとすんごくうまくなるんでは??
と、思ってたところ、別の本読んだら疑問が氷解。
ゼリー寄せって呼んでいる料理は、スープに煮込んでいる骨のゼラチン質で自然に固まるのが本当・・実は「フランス風の煮凍り」なんですね。
なのに、料理の外見を見よう見まねで、それっぽく作った人がいてそのレシピが料理本に載ってた・・ということのようです。
(昔の日本のフランス料理なんて結局、フランス行ったことのない人たちが作ってた部分もあった。また、煮凍りにするのが面倒だから、家庭で手っ取り早くできる方法・・という意図もあったようですが)
で、なんでこんな話しているかというと、その煮凍りが小龍包のレシピの中で重要な働きをしているからです。
小龍包って、食べると熱々のスープが出てきますよね。
でも、スープをどうやって皮に包みこんでいるか、おわかりでしょうか?
餃子みたいに中が固体ならいいけど、スープじゃ包むの難しいでしょう?
これは、スープをいったん、
「煮凍りにして固体化しておいてそれを皮で包む」
そうな・・。
これを蒸せば、煮凍りにが溶けて熱々スープに戻るというわけですね!
さてこの前、中華饅頭店?で小龍包を食べました。そのときのお話です。
小龍包の付け合せにショウガの刻んだのが出てきたんですよ。
(拙者、お通しと間違えて、ちょっとがりがり食べちゃったのは秘密w)
で、ジャスミン茶もサービスでついてきたんですが飲んでみると、とってもおいしい!!
でも、拙者、ジャスミン茶をいい匂いと思ったことはあるが
うまいと思ったことはない!
んですね・・。
じゃあ、なんで今回だけおいしいの?とよく考えてみると、さっき食べたショウガのせい。その香りが口の中にのこっていたせいなんですね。
で、ためしに、ショウガの刻んだのをジャスミン茶に入れてみたら、・・これはうまい!!大発見。
ちなみに プーアル茶+ショウガ もいけました。
機会があったらおためしください。
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