空とぶブタ ゴットフリート

皆さんは初めて自分のお小遣いで買った思い出の本はありますか?
私のはじめての本は、ヴァルトン・ベーンケ作、ユタ・バウアー絵の「空とぶブタ ゴットフリート」という本でした。
小学生に上がる頃、おこづかいを握りしめて古本屋さんに入り、漫画を買うつもりがこの本を購入しました。
それまでは母や祖母に与えられた絵本や、漫画ばかり読んでいた私が、何を思ったか自分で本を購入し、そこから自分で好きな本を買うようになりました。パラパラめくると挿絵も可愛くて、一目でその本を気に入りました。

お話は、空を飛ぶことを夢見るブタ、ゴットフリートがある日、本当に空を飛べるようになってから人間との生活に関わっていくお話。
自分に何も自信がないゴットフリート。そんなブタが、誰でも信じれば夢は叶うということを教えてくれました。
誰しもが一度は空を飛んでみたいと思ったことあるのではないでしょうか。
私はずっと空を飛ぶことに憧れた少女時代でした。

お話は少しブラックユーモアも入れつつ、挿絵もほろりとするあたたかさとユーモアにあふれています。

少女コルネリアとの出会いでゴットフリートは自信をもつようになります。

「ゴットフリート、あんたみたいにすてきなコブタ見たことないわ。勇気はあるし、面白いし。」
「それ、ほんとう?」
「ええ、ほんとうよ。」そう言ってコルネリアはゴットフリートにキスをしてくれました。ゴットフリートはとびあがってよろこびました。

当時は習っていない漢字が読めなくて、父にルビをふってもらいました。
ゴットフリートが恋をしたり、宇宙の星を見に行ったり、人のたすけになったり。

もし、興味のある方は是非一度読んでみてほしいです。

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