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フルーツサンドの可能性と包容力が好きです。

インスタグラムの新機能「まとめ」を使ってみた。

自分の投稿でまとめられるもの、何かあるかな?って。

そうだ。

私は「自称フルーツサンドハンター」として、都内近郊の店を渡り歩いてたことを思い出した。

数年前のものがメインだけど、まとめてみたら好きなものがギュッと濃縮されていてものすごくテンションが上がった。

すると、これを見た超サバサバウーマン上司が一言。

「ほんとにフルーツサンド好きなんだなって。最初キャラ付けしてるのかと思ってたけど、ほんとに好きなのが分かって安心したわ」

フルーツサンドよ。

確かに汝は、この映える見た目ゆえに

【好きだと言ってる私可愛いでしょ系アイテム】として映ってしまうかもしれない。

でも、決してそれだけではない。愛すべき理由がたくさんある。

ということで、上司の一言がきっかけで私のフルーツサンドに対する愛やルーツを見つめ直すことができたので、noteに記します。

甘すぎないので「not甘党」な自分にヒット

フルーツサンドは、パン・フルーツ・クリームの3構成。

パンはシンプルな食パンが多い。フルーツの酸味も相まって、甘さと爽やかさのバランスが絶妙。

ショートケーキは苦手だけどフルーツサンドは愛でている間にぺろりと完食できちゃう。

これ全部食べるの無理なのでは…と思う量も、気付けば腹のなかよ。

パン・フルーツ好きな自分にヒット

パンが大好きな私。パン屋のバイトで激太りした大学時代を経て、今もパン屋巡りが至福。

そして母や祖母の影響で、いつも季節の果物を食べてる。

貧乏育ちだけど、実家の冷蔵庫を開けると、果物柄のガラス細工が美しい器に果実が山盛りだった。いつでも。

母に感謝だし、自分が作る家庭でもそうありたいと思う。

ビタミンたっぷりで心身共に上向きになる

フルーツのビタミン、侮るなかれ!

貧乏人でも手に入る「ちょっと贅沢な存在」がヒット

私はまあまあな貧乏家庭育ち。

(親には本当に感謝していますよ!)

まあまあって言うのは主観的だけど、具体的には…

ネズミが走り回る借家に住み、大学に進ませてもらうも私立大学はなし。進学した大学では授業料免除のために勤しんだ。就職で上京後、表向きはキラキラしたOLを目指していたがリボ残が積んだりライフラインが止まることもあり、従業員4,000人の中で一番貧乏だと思っていた(貧乏キャラでいじられていた。見栄と貧乏の間で無理をしていた)。ちなみに今は夫婦で計1,000万円超の奨学金を返済中。(もうすぐ完済!嬉)

ちょっとした貧乏自慢(とバカ露出)になってしまった。

周りの輝きや恵まれた人が妬ましい時期もあった。

その中で1,000円ほどというちょいリッチな価格帯で心の高揚を得られる、その存在に惹かれているのだと思う。カフェでお茶とケーキ頼んだら1,000円超えになるでしょ。それよりも私はこちらが好き。お値段以上の「口服感」が味わえるのが、フルーツサンドを頬張る理由です。

田舎から出てきた私は東京で「フルーツサンド」という、キラキラの象徴にグッと引き込まれた。

例えるなら、小さい時に絵本で出会った「プリンアラモード」への憧れに似ているかもしれない。

「フルーツサンドなんてミーハーだよ」と言われることもあるけど、私にとってはもっと奥深いものなのです。

フルーツサンドが見せるいろいろな顔

宝石のように顔をのぞかせるフルーツは、様々な切り方や組み合わせで見せる表情がガラリと変わる。

生クリームの濃淡もパンの種類も…その組み合わせは千差万別!

パン。
全てを受容するような柔らかな食パンが王道だけどむっちりしたものやバターが多めのリッチなもの、クロワッサン、コッペパン、イングリッシュマフィン。

クリーム。
王道の濃厚生クリームはもちろん
クリームチーズやサワークリームを加えたさっぱりした乳感のあるものや練乳を加えたミルキーなもの。

そして、主役のフルーツ。
四季折々アレンジし放題。ごろっと入れてもよし。

その輝きを細かく散りばめてもよし。

スクエアにカットするもよし。

三角でおすまししてもよし。

口に含んだ瞬間に視界がパァッと開けて、甘い・爽やか・ジューシー・癒し…いろんな刺激が口内を駆け巡るのです。

フルーツサンドを好きになったきっかけ

そんな私のフルーツサンド歴は、実はまだ結構浅いのだけど。

20代前半の時に出会った「NEXTWEEKEND」。

「次の週末に叶えたい、理想の生活」をコンセプトに掲げるコミュニティメディア。

当時の私の気持ちにぽっと火を灯し、彩りのあるものにしてくれた存在です。
その魅力は友人のnoteが参考になるのでどうぞお読みください!

で、NEXTWEEKENDがその昔運営する「季節のサンドイッチ屋さん」で出されたメニュー、「よりみちサンドイッチ」に、恋に落ちたわけです。

黄色味を帯びた柔らかい豆乳食パンはブリオッシュ生地のようにリッチで、そこに豆乳クリーム、いちご、キウイ、ブルーベリー、バナナ…たくさんのフルーツ。

サンドイッチは、憧れと優しさが詰まったそのもので。
お店は、表参道のピッとした空気の中りんと咲く、野花のようで。

並んだときのちょっと背伸びしたドキドキ感と言ったら、今でも鮮明に思い出せる。

よりみちサンドイッチを初めて買った日は仕事後、夜の飛行機で地元に帰省する年末だった。

26歳の私は身の丈以上の部署に放り込まれ、日々先輩に罵倒&失望されオフィスフロアでは人目を憚らず号泣(26歳が毎日よ苦笑)。頬にはぶつぶつが紫色の北斗七星のごとく光り、貯金のために入寮した独身寮はくさくてボロくて、キッチン風呂トイレが共同で、ただ辛かった頃だった。

もう片道切符でもいい…と故郷へ飛ぶ夜の機内で、周りへの申し訳なさと、自分の不甲斐なさでぐじゃぐじゃドロドロになっていた私を、よりみちサンドイッチがふんわり包んでくれた。

やりがいを見いだせなくなっていた私に「よりみちしたって良いのよ〜」「まずは、週末楽しむことを考えてみて」「フルーツサンドってただただおいしくない?それでいいのよ」と言ってくれた気がした。

その後、退職し方向転換するきっかけとなりました。未練はない。

あの時の私へ。今は心身元気で、お肌もツルツルだよ♪(笑)

その後サンドイッチ屋は閉店したものの、
NEXTWEEKENDを運営するGARTENのオフィスに併設されたコーヒースタンド「GARTEN COFFEE&Seasonal Wishes(ガルテン)」の期間限定メニューで、その季節にあったサンドイッチが登場するなど、よりみちサンドイッチとNEXTWEEKKENDは私の心をずっと癒してくれる存在です。

おわりに

フルーツサンドと私の出会いを思い出すと、ちょっとほろ苦今キャラメリゼされた味わいな感じ。同時に、大事な気持ちも再燃。

最近は果物屋さんの他にカフェやパン屋、コンビニなど、意外とどこにでもいる存在になってきたフルーツサンド。見つけたらついつい買ってしまう、そんなプチご褒美的な存在です。

(これはトリュフパンのお店で買った。サワークリーム系が爽やかでよかった…!)



「どうせ甘いんでしょ?」とか、「インスタ映えでしょ?と思う人。

フルーツサンドの可能性と包容力に驚くはず。

ぜひ騙されたと思って、一口頬張ってみてはいかが?

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