さようなら私のデカパン。おしゃれの矢印を自分に向ける。
私の上司はおしゃれな人である。
スラリとしたスタイルで、職場ではカジュアルなデニムからエレガントなワンピースまで着こなすし、自分の好き嫌いが分かっている。
そんな上司と運動の話となり、運動の動機を聞いたときに、
さらっと言われた言葉が衝撃的だった。
「自分が着たい服を着たいからね」
そんなこと、私が生きてきた32年間で一度たりとも思ったことがない。
「運動したことで賃金が入る」もしくは「3ヶ月後大好きな星野源と二人で会うことが確定している」ぐらいの動機がないと、今はこ