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一生付き合う

どうもこんにちは、あかりんごです。
今回は、マイナビのコンテスト「#あの選択をしたから」に応募したくてこれを書きました。
皆さん知っての通り、私は中学三年生のときに起立性調節障害と診断された、現役高校生です。
普段は普通に学校も行って、部活も吹奏楽部。軽症でおでかけもできますし、日中元気なときはひたすらゲーム、絵を描いたり、課題したり、物語を書いたり。たぶん、他の起立性調節障害持ちの方々からみたら、なんだか少し羨ましいとか、そんなふうに見えるかも知れません。

ただ、実は普段元気そうにしてるし、身体もなんら変化なしって感じでも、ある意味「元気だからこそ」の不安と恐怖があります。
中三の夏、普段と違う体調の変化があって、病気と言われて、でもちょっと気持ち悪かったり目眩がしたりするだけで、他の人たちのブログなんか見てると、「ああ、私って恵まれてるな」って思うんです。けど、その「普段と違う体調の変化」が急に起こったあの感覚が身体から抜けなくて、学校に行けるのはいいんですけど、授業でずっと動かずにいることや合奏がめちゃくちゃ嫌いになりました。動けるは動けるでいいけど、怖いもんは怖いんです。

中三の頃は早退ばかりだったし、そんなでは受験勉強も手につかないですよね。だから、私はひたすら絵を描くという、ある意味無謀な選択をしたんです。
もちろん勉強はそれなりにはしましたけど、おかげで生粋の文系になりました(笑)

絵を描くという選択をして、私は勉強も苦手になったし、人と話すのも苦手になりました。でも、進路関係には強くなったのです。
つまり、「絵を描きたい」という思いがあるから、「こういう仕事したいな」とか「この専門学校いいなぁ」とかが考えられるようになったんです。
持病は複数ありますが、特に私の人生の分岐点となったのが、起立性調節障害だと思います。

起立性調節障害は、体質的な面もあるので、これから一生付き合うことになると思います。煩わしい面も、苦しい面も、もちろんあります。
でも、病気にならなければ、私は絵を描いてはいなかったでしょう。物語も書いていなかったでしょう。アニメーターやキャラクターデザインの夢も、持たなかったでしょう。
病気になって、学校も部活も、動くことすら諦めていれば、今の「創作に活発な私」はいないし、「病気に真っ向から向き合う私」もいません。絵を描く選択をしたから、今、夢を持って、絵を描いています。

これを見た同じ起立性調節障害持ちの方々が、希望を持ってこれからの人生を歩んで行けたらなと考えております。
ここまで読んで頂きありがとうございました。あかりんごでした。

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